【東京都葛飾区|21坪】回転ガレージとホームエレベーターのある長期優良住宅

東京都葛飾区/I様邸

細長く曲がりくねった路地を50m以上進んだ先にある建築地に、クルマとバイクが趣味のオーナーが叶えたガレージハウス。厳しい条件のなかでクルマの出入りがスムーズにできるよう、ターンテーブルを備えたこだわりの住まいが完成しました。

2023年
東京都葛飾区
工法/木造軸組工法
総建築費/非公開
建築面積/47.55㎡(14.38坪)
仕様/長期優良住宅・BELS☆☆☆☆☆・耐震等級3

意匠性とメンテナンス性を両立した外観デザイン

鮮やかなネイビーカラーとレッドシダーパネルの組み合わせが印象的な外観デザイン。意匠性とメンテナンス性を両立した目地のない仕上がりが特徴の塗り壁材「Soi(ソーイ)」を採用しました。表面には撥水加工を施しているため、汚れが付着しづらく、長期間に渡って美しさを保つことのできる仕上げとなっております。また、アクセントとなるレッドシダーのパネルは、耐火性能を備えた国内唯一の天然木パネルとなっており、時間の経過とともに味わいが増していく様子を楽しむことができます。

スムーズな入出庫を叶えるターンテーブルを備えたビルトインガレージ

この土地で家を建てる上でオーナーご家族がもっともこだわった点が、趣味であるクルマとバイクを存分に楽しめる暮らし。しかし、50m以上の細路地が続く先にある建築地であったため、家の前や道の途中での転回が難しく、クルマのスムーズな入出庫をいかに叶えるかが大きな課題となりました。そこで、ビルトインガレージ内にターンテーブル(回転台)を採用し、前からの入出庫を実現しました。あわせて、クルマとバイクが同時に収められる十分な広さを確保することで、オーナーこだわりのガレージが誕生しました。

抜け感のあるストリップ階段を備えた玄関スペース

玄関は視覚的な広がりを実現するためにストリップ階段をデザイン。抜け感がありながら、階段下のスペースもしっかりと収納として活用できるよう設計しています。シューズボックスや吊り戸棚も設けているため、実用的な使い勝手にもこだわりました。

プライバシーに配慮したゲストルームを兼ねた洋室

来客用のゲストルームとしても利用可能な1階洋室。造作の収納棚は床から浮かせたデザインにすることで、圧迫感を軽減し、広がりを感じられる空間設計を意識しました。プライバシー確保に配慮し、窓は細長く高い位置(ハイサイド)に配置しています。

スムーズな生活動線を叶えたホームエレベーター

3階に設計したLDKへのアクセスや、将来階段の上り下りが困難になった場合に備え、ホームエレベーターを導入しました。買い物から帰宅した際や、荷物を持って上がるシーンでは、このエレベーターが活躍します。また、車椅子にも対応したサイズとなっているため、終の住処として長きに渡って暮らしている安心感も備えました。

アクセントクロスが印象的なベッドルーム

ベッドルームは2つのベッドを置けるゆとりある空間を設計。それぞれのベッド付近にはニッチと組み合わせた小棚を設け、小物を置いておけるよう使い勝手にこだわったデザインに。床材はオークの無垢材を採用し、天然の木が持つ味わいを感じられる暮らしを実現しました。壁の一面はアクセントクロスで仕上げ、空間が単調にならないようコーディネートしています。

家族全員分の衣類やアイテムを収納できるWIC

ベッドルームからアクセスできるウォークインクローゼットは、家族全員分の衣類やアイテムが収納可能な広さを確保しました。棚板は好きな高さに変えることができるため、収納アイテムのサイズに合わせたシンデレラフィットする仕様に。衣類が日焼けしないよう、窓には遮光タイプのロールスクリーンを設けました。

まるで屋外にいるような感覚を味わえるインナーバルコニー

寝室の一部にはインナーバルコニーを設計。床はウッドデッキ仕上げにしたり、天窓(トップライト)を備えて彩光を確保したり、屋内であるにもかかわらず外にいるかのような曖昧な空間づくりを目指しました。部屋干しをしたり、ガーデニングを楽しんだり、さまざまな用途に対応し、暮らしを豊かにするスペースが生まれました。

ガレージの天井高を調整した生まれた床下収納

寝室入り口付近に設けた床下収納。1階ガレージの天井高を低く設計することで生まれたこの空間は、さまざまな収納アイテムを収められるスペースとして活躍します。床下にアクセスするための開口は、フロアと同じオークの無垢材で仕上げ、統一感のあるデザインになるようこだわりました。

アクセントクロスで華やかさをプラスしたサニタリースペース

シンプルなデザインの設備機器を採用したサニタリースペースは、遊び心のあるアクセントクロスで、華やかな雰囲気になるようコーディネート。洗面台の横には造作の収納棚を設け、既製品ではカバーしきれない収納スペースをプラス。より使い勝手が向上しました。

伸びやかなライン照明と高級感のある素材が特徴のLDK

3階に設計したLDKは、トップライト(天窓)やハイサイドライトから心地よい光が差し込む明るい空間が特徴です。KamiyaフルハイトドアやLIXILエコカラットを採用し、高級感のある建材を選び、空間全体をコーディネートしました。また、キッチンからリビングまで一直線に伸びるライン照明をセレクトすることで、スッキリとしたデザインで空間が広く見える工夫を取り入れています。

無駄のない家事動線を実現したキッチンスペース

キッチンは、ラクな動きで道具を取り出せたり、調理中の無駄な手間を省ける機能性が特徴のLIXILノクトをチョイス。面材カラーは外壁と同系色のクラシックブルーを採用しました。壁付I型のレイアウトで、限られた空間に無駄なく配置したキッチンによって、スムーズな家事動線を実現しました。キッチンの背面には、造作の収納棚を設け、ダストボックスや食器類などを収められるスペースを確保しています。

爽やかなアクセントクロスが特徴のトイレスペース

サニタリー同様、アクセントクロスで爽やかなイメージの空間に仕上がったトイレスペース。カウンターと収納を備えた手洗いを組み合わせ、限られた空間のなかに必要十分な機能を実現しています。

青空と景色を楽しめるルーフバルコニー

リビングに面したバルコニーには、屋上に続く階段を設けました。約16畳の屋上スペースは、周囲に景色を遮る建物がなく、晴れた日には遠くまで見渡すことのできる心地よい空間です。屋上は重歩行可能な屋根材「スカイプロムナード」で仕上げ、防水のメンテナンスが必要ない仕様で、将来の手間やコストも考慮した設計になっています。

【ROOM TOUR】50代夫婦が暮らす、敷地21坪のビルトインガレージ|回転ガレージとエレベーターのある狭小住宅

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