今回は、背面収納の「既製品」と「造作」の違いについて、ご紹介いたします。
キッチンとの統一感が生まれる既製の背面収納
既製の背面収納は規格が決まっている商品を組み合わせるものが多いです。メリットは引き出し型収納が可能で、上部の収納の扉をスライド式や、すりガラスに変更することができます。また、キッチンと同じメーカーの背面収納を選ぶと、キッチンの面材と合わせることができるため、統一感が生まれます。その他にも既製家具であれば、蒸気を逃す機能を付けることができます。デメリットは規格が決まっていることと、置き家具になってしまうことです。
自由度と開放感が魅力の造作
造作の背面収納は間口に合わせてピッタリと作ることができ、デザインも自由にご選択いただけます。床から収納を浮かせることで掃除機をかけやすくしたり、ロボット掃除機のベース(充電基地)として設計することもできます。素材も木材が中心になるため、既製家具にはない温かみを感じられる暮らしを叶えられます。デメリットは引き出し収納を作ることが難しい点です。IKEAのキッチン収納や他メーカーの引き出しを天板の下に置くことで、引き出しの収納と造作家具を融合させる方が増えています。
価格を抑えることのできる素材に関しては「造作家具の木材について」という動画でご紹介しておりますので、そちらも合わせてご覧ください。
【動画解説】造作家具の木材について
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【動画解説】造作洗面の立ち上がりについて