トータルコストを意識した資金計画と4つのポイント

2023.06.18

こちらの記事では、家づくりの際にかかるイニシャルコストだけでなく、住み始めてからかかるランニングコストを加えたトータルコストの重要性についてご紹介しています。ぜひ皆さまの家づくりの参考にしてみてください。

目次

多くのユーザーがランニングコストを意識していない

家づくりをする際、資金計画や予算組みは避けて通ることができません。「土地代が〇〇〇〇万円、建物が〇〇〇〇万円、諸費用が〇〇〇万円……」と計画を立てていくのですが、意外と多くの人が見落としてしまっているのが住み始めてからかかる費用(ランニングコスト)です。ここでは、ランニングコストも含めたトータルコストを意識した資金計画の4つのポイントをご紹介していきましょう。

その① 定期的にかかる外壁メンテナンス費用を削減する

戸建て住宅の場合、よく「10年に1回は外壁の塗装をしましょう」という謳い文句を耳にすることがあります。これは、外壁材そのものの保護や、外部に露出している目地部のコーキング劣化対策、屋上などの防水部分のメンテナンスが該当し、怠ってしまうと雨漏れなどの被害につながることがあります。日当たりなどの環境によって多少異なりますが、おおむね5〜10年に一度はメンテナンスしておきたい箇所であり、言い換えれば5〜10年に一度必ずこのメンテナンス費用が発生することになります。建物の大きさや施工内容によってメンテナンスにかかる費用は様々ですが、およそ200〜250万円は見ておいた方がよいでしょう。

わたしたちアースでは新築時に目地を外部に露出させない塗り壁仕上げにすることで、メンテナンスに要する頻度を減らす仕様を標準で採用しております。見た目も美しく仕上がり、メンテナンスにかかる生涯コストも抑えられるためオススメです。

その② 高断熱住宅と太陽光発電で光熱費が大幅ダウン

最近、電気料金の値上がりが気になっている人も多いのではないでしょうか。契約プランを見直したり、できるだけ電気を使わない暮らしにシフトするなど、いま自分たちで対策できることは限られています。しかし、新築時には様々な対策が可能になります。例えば、断熱性に優れた仕様を選んだり、太陽光発電パネルを搭載したり、蓄電池を導入することで、光熱費を抑えることができるのです。もちろん高性能住宅や太陽光・蓄電池の導入は初期費用(イニシャルコスト)のアップにつながりますが、長い目で見れば光熱費を削減でき、しかも快適性に優れた暮らしを手に入れられる方がコストパフォーマンスもよいでしょう。

わたしたちアースの建てる新築住宅はHEAT20 G2レベルの断熱仕様を標準としております。家の内側だけでなく外側にも断熱材を施工した「ダブル断熱」とすることで、室内の温度が外に逃げづらくなるため、エアコンも少ない稼働で快適な暮らしを実現できます。「夏は涼しく、冬は暖かく、光熱費も少ない」そんな暮らしをお約束します。

その③ 耐震等級3で地震保険料が50%OFFに

家づくりをする上で、地震に対して不安を抱えている人は少なくないでしょう。じつは、建物の耐震強度を表す指標に「耐震等級」というものがあり、1〜3の値で表されます。値が大きくなるにつれ、耐震強度が高いことを表しますが、最高レベルの『3』になると、地震保険料が50%OFFになるというメリットがあります。住み始めてから長期間に渡って加入することになりますので、割引が続いていくことでランニングコストにおいて大きな差が生まれます。地震に対して強い住宅で、さらに保険料も安くなるのであれば、ぜひ耐震強度に優れた住宅を選びたいものです。

わたしたちアースが建てる住宅は、耐震等級3を標準としております。防火地域など特殊なエリアで新築する場合、建物の重量が増すことで耐震等級3を叶えるケースが難しい場合もありますが、基本的には耐震等級3の住宅をご提案させていただきます。

その④ 省エネ化・耐震リフォーム

初期費用(イニシャルコスト)だけに目を向けて家づくりをした場合の弊害として、将来的に省エネ化や耐震改修をおこなうリフォーム費用がかかることがあげられます。新築当時はよくても、築年数を重ねるうちに劣化が進み、数十年後に大規模な改修が必要になることが予想されます。断熱や耐震の改修には大きな手間がかかり、数百万〜数千万円の出費となるほか、仮住まいへの引っ越し等も発生し、費用だけでなく時間も取られてしまうというデメリットがあります。

新築時にあらかじめ優れた仕様を選んでおくことで、住み始めた当初から快適な暮らしを実現し、将来的にリフォームをする時間や費用を抑えることが可能になります。

トータルコストを意識して、初期費用とランニングコストの割合を決める

優れた仕様の家を建てることで、住み始めてからかかるメンテナンス費用や光熱費、地震保険料などのランニングコストが下がる点についてご理解いただけたと思います。しかし、初期費用(イニシャルコスト)が上がってしまうことは避けたいと考えている方には、以下のような考え方をオススメします。

ランニングコストが下がった分を、初期費用(イニシャルコスト)に充てていると考えてみてはどうでしょうか。例えば、初期費用3,000万円がかかる一般的な仕様の家が、ランニングコストの総額が2,000万円だったとしましょう。一方、初期費用3,800万円の高性能住宅のランニングコストが1,100万円だった場合、トータルコストは後者の方がお得です。しかも、メリットは費用面だけでなく、夏は涼しく冬は暖かい快適な暮らしや、耐震等級3の地震に対する安心感、将来的に大規模なリフォームをしなくても済むという価値も手にすることができます。

初期費用(イニシャルコスト)は建物そのものにかかる費用となるため、資産として残ります。一方のランニングコストは言い換えると消費していくだけの費用であり、いくら使っても手元には何も残りません。であるならば、消費となるランニングコストを削減して、その分を資産となるイニシャルコストにかけた方が賢い選択と言えます。イニシャルコストとランニングコストを含めたトータルコストを意識して、その割合のバランスを変えるだけで暮らし方や資産状況も大きく変化することを知っておいてください。

まとめ

今回は、トータルコストを意識した賢い家づくりについてご紹介させていただきました。ぜひ、長い目で見た時にメリットの高い家づくりを実現していただければと思います。家づくりでお困りの際は、まずはアースにご相談ください。

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