【葛飾区|築31年戸建て】バリアフリーと収納力を高めた二世帯リノベーション

東京都葛飾区/K様邸

高齢になったお父様が、浴室や洗面、トイレの使いづらさを感じるようになりました。また、1階の和室の段差が移動の妨げになってきたこともあり、より快適に暮らせる住まいへとリノベーションを決意。

2024年
建物/戸建て(築31年)
市区町村/東京都葛飾区
施工箇所/全面改装
工期/約4か月
延床面積/61.55㎡(18.61坪)

Before

築年数が経過し、家全体に古さを感じる状態でした。特に、1階の和室の段差が大きく、お父様の移動が困難に。浴室・洗面・トイレは狭く、収納スペースも不足していました。また、3階の寝室へ上がる階段は急で、負担が大きい状況。LDKは来客時に手狭に感じることが多く、スムーズな動線と収納力の改善が求められていました。

一新された、統一感のある外観デザイン

道路から見える面は左官仕上げとチャネルオリジナルのウィルウォールを採用し、シンプルながらもシックでモダンな外観に。落ち着いた雰囲気の中に個性をプラスし、洗練された唯一無二のデザインを実現しました。また、外観の雰囲気に合うよう植栽をデザインし、全体的に統一感のある外観に仕上がりました。

見た目も使い勝手も向上したエントランス

帰宅後すぐに洋服を掛けられるよう、スムーズな動線を確保。収納の足元灯やフォーカルポイントとなるブラケット照明を採用し、空間に奥行きを演出しています。また、スイッチを押さずに照明が点灯する人感センサー付きの壁スイッチを取り入れ、利便性を向上。お父様がデイサービスから帰宅後、ストレスなく自室へ戻れるよう、空間に馴染む手摺を設置しました。

限られたスペースを有効活用した洗面脱衣室

奥行き30cmの「ルルボインスリム」を採用し、タオルや着替えをすっきり収納。扉位置を調整し、空間の使い勝手を最適化しました。また、室内干しができるよう、ハンガーパイプや浴室のランドリーパイプを取り入れ、機能性を高めています。

掃除しやすく快適になった浴室

清潔を保ちやすいよう、収納はすべてマグネットタイプに統一。ボトル類を壁にくっつけて収納できるため、水回りがすっきりし、掃除も簡単で衛生的。必要なアイテムをすぐに取り出せる設計になっています。

収納力とデザイン性を両立したトイレ

収納付きのトイレを採用し、生活感を抑えたスッキリとした空間に。正面にはネイビーのアクセントクロスをあしらい、落ち着きのあるデザインに仕上げました。ネイビーは後退色の効果で奥行きを演出し、空間を広く感じられる工夫が施されています。

居心地の良い親世帯の寝室

お父様が長時間快適に過ごせるよう、冷蔵庫やスロップシンクを配置し、生活動線を最小限に。さらに、フットライトの位置を考慮し、夜間の視認性を確保しながら、コンセントの配置にもこだわりました。

大人数でも心地よく過ごせるLDK

ご夫婦が友人を招く機会が多いため、大人数でも快適に過ごせるよう設計。可動式のカウンターを取り入れ、必要に応じてレイアウトを調整可能にしました。一部に吹き抜けを設けることで、ソファに座ったときの開放感を向上。さらに、テレビ背面にはコーニス照明を採用し、目の疲れを軽減する工夫を施しました。

空間を最大限活用し機能性を高めたキッチンスペース

コンパクトながらも使いやすい「LIXILリシェル」を採用し、機能性とデザイン性を両立。最小限の動線でスムーズに物を取り出せるよう、オープン棚に加え、引き出し収納を組み合わせて整理整頓をしやすい空間を実現しました。また、一部の壁にはマグネットパネルを取り入れ、壁面も有効活用できる工夫を施しています。

多目的に活用できるカウンターデスク

通常はパソコンのキーボードや書類を収納できるカウンター下に、移動式デスクを設置。来客時にはデスクをダイニングテーブルと一体化し、臨機応変に活用できる設計になっています。

穏やかに過ごせる夫婦の寝室

間取りの変更は行わず、「インプラス」を導入し、断熱性と遮音性を向上。外気の影響を受けにくくし、冬は暖かく夏は涼しい環境を実現しました。また、防音効果も高まり、静かな空間で質の高い睡眠を確保。落ち着いた時間を過ごせる快適な寝室へと生まれ変わりました。

使い勝手の良い可動式収納

固定棚だった収納を、可動式の「チャンネル収納」に変更。スペースを柔軟に活用できるため、将来的なライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます。

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