【東京都葛飾区|25坪】キャンピングカー専用ガレージを備えた長期優良住宅
東京都葛飾区/K様邸
キャンプが趣味のご夫婦が、建て替えの条件として絶対に譲れなかったリクエストが、キャンピングカーが駐車できる家でした。限られたスペースのなかで大きなガレージと暮らしやすいレイアウトを叶えたデザイン住宅です。
2023年
東京都葛飾区
工法/木造軸組工法
総建築費/非公開
建築面積/53.17㎡(16.11坪)
仕様/長期優良住宅・BELS☆☆☆☆☆・耐震等級3
防犯面とプライバシー確保に配慮したシンプルな外観デザイン
モノトーンで仕上げた外観は、防犯面とプライバシーに配慮してできるだけ大きな窓を配置しないシンプルな設計に。目地のない塗り壁仕上げはメンテナンス性と意匠性に優れた、ロングライフを意識したデザインとなっています。また、2階バルコニーの開口部は目隠し用のフェンス(コートライン)を採用し、通風や採光を損なうことなく外部の視線を遮る工夫をしました。ビルトイン型の宅配ボックスは外壁と同色に揃え、機能は損なわず、スッキリとした見た目を叶えている点が特徴です。
アウトドアに特化した工夫と、キャンピングカーが駐車可能なガレージ
オーナーご夫婦が建て替えにあたって譲れない条件だったのが、将来憧れのキャンピングカーを購入した際に駐車できるスペースが欲しいというリクエストでした。限られた敷地のなかで十分な居住スペースを確保しながら、キャンピングカーが停められるガレージの設計に頭を悩ませました。また、趣味のキャンプアイテムを洗えるスロップシンクや、基礎の一部に冬用タイヤを収められる工夫など、オーナーの様々なこだわりがカタチになりました。
広々としたエントランスは、スムーズな動線を確保
前面道路からは見えづらい配置に設計した玄関スペース。アクセントとして軒裏や壁に天然木のウッドパネルを採用し、経年による味わいを楽しめるデザインとなっています。玄関ドアを開けると手洗いスペースを備えたエントランスが広がります。大容量のシューズクローゼットには靴だけでなく、アウトドアグッズなども収納することができます。姿見となるミラーも備え、お出掛けの際にもスムーズな動線を意識したレイアウトを実現しました。
スッキリとした暮らしを実現するWIC
玄関のすぐ隣りに設計したウォークインタイプのファミリークローゼット。アイテムのサイズに合わせて高さを変えられる棚板を備えているため、スッキリとした無駄のない収納を実現します。また、扉を閉めるとドアの裏側に備えた姿見が現れる工夫も。
落ち着いた印象で快眠を促すベッドルーム
落ち着いたカラートーンでまとめたベッドルーム。天井には木目調のクロス(壁紙)を採用し、壁の一部をダークグリーンのアクセントクロスで仕上げました。また、コンパクトなカウンターは、ちょっとした作業スペースや飾り棚としても活用することができます。トイレは廊下ではなく、あえて寝室の奥にレイアウトしている点もポイントです。
空間を無駄なく使ったサニタリースペース
白を基調に清潔感のあるカラーコーディネートで仕上げたナチュラルなサニタリースペース。洗面脱衣所は階段下を上手に使い、部屋干しができるスペースとして設計しました。また、洗面台の横に生まれたデッドスペースは、可動式の造作棚を使って空間を有効活用しています。
ナチュラルテイストが心地よいキッチンエリア
キッチンはナチュラルなチェスナットカラーを面材に採用したLIXILのノクトをセレクト。料理をする人の心と体の動きにフィットして使いやすさを高めてくれる充実機能が魅力のシステムキッチンで、家事ラクに大きく貢献してくれるデザインが特徴です。キッチンに合わせて、背面の造作カップボードも統一感のある色味で仕上げました。天井の一部を下げて間接照明を備えるなど、細かい点までこだわりが行き届いたデザインとなっています。
存在感のある一枚板のテーブルを中心にデザインしたダイニング
一枚板のダイニングテーブルを中心にデザインしたダイニングエリア。テーブルの高さに合わせたニッチスペースは、お気に入りのタイルで仕上げたこだわりポイントです。また、ペンダントライトもナチュラルな木目デザインを採用し、空間全体の統一感が生まれるように配慮しました。
天窓を備えた明るい造作ワークスペース
ダイニングの一角にワークスペースを設計。テレワークはもちろん、読書や事務作業などに集中できるスペースとしてデザインしました。書棚やカウンターを造作で仕上げることで、空間を無駄なく活用している点が特徴です。また、両サイドの壁はマグネットパネルになっているため、ポストカードやドキュメントを貼っておくことが可能に。天井にはトップライト(天窓)を備え、心地よい自然光が差し込む空間となっています。
畳のヌックスペースを備えたリビング
リビングに備えた造作テレビボードの裏側に、ヌックスペースを設けました。畳仕上げにすることで腰かけやすく、ゆったりとした時間を過ごすことのできるスペースです。リビングから天井が一段下がっている点も特徴で、ちょうどよい籠り感を演出しています。
ゆとりあるワークスペースが嬉しい小上がり和室
リビングとつながるように設計された小上がり和室。畳の下はすべて収納として使うことができるようデザインし、実用性にもこだわりました。ご夫婦が並んで座ることができる幅の広いワークスペースは、書棚を天井から下げた高さに設計することで開放感を生み出す工夫を。ハイサイドライトから差し込む光が、空間全体を明るく照らしてくれる設計となっています。
使いやすさや見せ方に配慮した収納のアイデア
小上がり和室の畳の下は収納として使うことができます。手前側はモノの出し入れがしやすい引き出しにすることで、普段使いにも対応したデザインに。また、屋上に上がる階段下を利用したお仏壇スペースも、空間を無駄なく使うための工夫をしました。ロールスクリーンを備え、普段は隠して置くこともできます。
外部の視線を気にせず、採光と風通しを楽しめるバルコニー
風通しや採光はそのままに、目隠し用のフェンスで外からの視線をシャットアウトしたバルコニー。洗濯物を干せるだけでなく、エアコンの室外機を置くこともできるユーティリティスペースです。バルコニーに出るための掃き出し窓にはバーチカルブラインドを備え、落ち着いた雰囲気に仕上げました。
東京の空とつながるルーフバルコニー
周囲の視線を気にすることなく、家族だけの外空間を楽しめるルーフバルコニー。重歩行が可能な金属防水屋根「スカイプロムナード」は、従来の屋根防水よりも圧倒的にメンテナンス性に優れた素材でできています。安心して東京の空とつながる屋上が誕生しました。屋上に上がるためのペントハウスも、木のぬくもりが感じられるようデザインしました。