【東京都品川区|20坪】子どもと猫がヤグラで過ごす、吹き抜けのあるモダンな二世帯住宅

東京都品川区大井/A様邸

敷地20坪に建つ実家を、二世帯住宅へと建て替えることにしたオーナーご家族。猫も含めた大所帯のご家族が、それぞれのライフスタイルを尊重しながら心地の良い距離感でつながる暮らしをデザインしました。

2022年
東京都品川区大井
工法/木造軸組工法
総建築費/非公開
建築面積/49.68㎡(15.05坪)
仕様/長期優良住宅・耐震等級3・BELS☆☆☆☆☆

落ち着いた印象の外壁と、自然が感じられる外構が特徴

外観は落ち着いたブラックのカラーをセレクト。目地を露出させない塗り壁仕上げにすることでメンテナンススパンを伸ばし、ランニングコストの削減にも貢献します。また、アクセントにレッドシダーの天然木パネルを採用し、木の持つ温もりと個性を両立している点がポイントです。2階のバルコニーは猫の落下防止のため、フェンスを設置しました。外構の植栽は、外壁色との調和を意識して、シルバーグリーンやパープルグリーンをチョイス。植物が自然のなかに自生しているような雰囲気に仕上げるため、砂だけでなく石も使ったコーディネートになりました。

生活時間帯の異なる家族が選んだ ハイカウンターキッチン

家族それぞれの生活時間帯が異なるため、ダイニングテーブルではなくカウンターチェアに腰掛けて食事ができるスタイルを求めて、キッチンはGRAFTEKT(グラフテクト)のポポラートを採用。存在感のあるカウンターキッチンは、帰宅した家族がまず最初に立ち寄ることができるエリアに。キッチン背面のカウンター付きカップボードもGRAFTEKTで統一して、一体感のあるキッチンスペースに仕上げています。吊り戸棚は床材の色味に合わせてブラウン調をセレクトしました。

空間と家具が調和するトータルカラーコーディネートを意識したリビング

キッチンと同様にリビングのテレビ台もGRAFTEKTのベトングレーカラーで統一。ソファの色味はテレビ台に、ローテーブルは床材のウォールナット色に合わせて、家具を含めたトータルカラーコーディネートをご提案しました。

家中を自由に猫が行き来できるキャットウォーク

奥様がもっともこだわったキャットウォーク。狭いところを好む猫の習性を考慮し、箱を組んで、くつろぎのスペースを創作しました。テレビ上部に備えたキャットウォークの底面に薄型ダウンライトを埋め込み、テレビまわりの明るさを確保する設計に。また、キッチンまわりのスイッチを収めたニッチに猫用の踏み板を組み合わせることで、猫が吹き抜けを通じて2階に上がっていける動線をデザイン。猫が家中を自由に行き来できるよう配慮しました。

ヒトにも猫にもフレンドリーな手洗いスペース

帰宅してすぐに手を洗えるように、リビングの一角に手洗いスペースを配置。ボウル、水栓金具、タイル、ミラー、タオルハンガーなど、オーナーご家族のお気に入りを組み合わせたオリジナルの造作手洗いです。カウンターの下には猫のトイレを設置できる空間をつくり、ニオイ対策のために換気口を設けました。

こだわりを詰め込んだ1階トイレスペース

オーナーの強いこだわりをカタチにしたトイレエリアは、便器が床から浮いているためお手入れがしやすいフロート型をセレクト。背面のキャビネットには、トイレットペーパーなどのストックアイテムを収納することができます。階段下に設計したトイレは天井高が低いため狭く感じてしまいがちですが、キャビネットの両端に備えた間接照明が奥行き感を演出し、数値以上の広がりを感じられるようにデザインしました。床に採用したクッションフロアは汚れが目立ちづらいように暗めのカラーをチョイス。壁紙(クロス)は背面のキャビネットあわせてライトグレーを採用しました。

1階から3階までつながる吹き抜けで、明るく開放的な暮らしを実現

3階に設置した天窓(トップライト)からの光を1階まで届けるため、家の中心に1階から3階までつながる吹き抜けを設計しました。2階と3階のフェンスは、猫が吹き抜けを使って上下階を行き来できるように、アイアンで抜け感のあるデザインに。視覚的に奥行きが生まれ、明るく開放的な暮らしを実現しています。

アイデア収納を兼ね備えたヤグラのあるセカンドリビング

2階に設計したセカンドリビングは、ご主人のご要望でヤグラを組んだデザインを採用。小上がりの畳スペースでくつろいだり、お子様や猫はヤグラの上に登って遊んだりと、多目的な使い方ができる空間です。畳の下はすべて収納になっているため、限られたスペースでもモノが散らかることなくスッキリと暮らすことができます。また、ヤグラに登る階段は中が空洞になっているため、横からアクセスできる収納としても活躍します。

くつろぎの時間を存分に味わうための主寝室

晩酌が日課のご夫婦のために、主寝室はゆとりある設計とし、テレビを見ながらソファでゆっくりとお酒を楽しめる時間をデザインしました。ウォークインクローゼットのなかに冷蔵庫を備え、テレビ上の収納にはお酒やグラスを収納する計画で、くつろぎの時間をたっぷり味わうためのアイデアも。壁と天上のクロス(壁紙)はグレー調でまとめ、フロアとのメリハリをつけたコーディネートを心がけました。外からの視線や日光を遮るウッドブラインドは「スッキリさせたい」というご夫婦の意向で、窓の枠内に収めて取り付けています。

猫が自由に出入りできるペットドア

主寝室のドアには、猫が自由に行き来できるようにペットドアを採用しました。猫がドアの外から室内を覗いている様子を眺めたいという奥様のご要望を受け、クリアタイプのガラスをセレクト。このペットドアは、小型犬がいるご家庭にもオススメです。

限られたスペースを有効活用した洗面脱衣室

バルコニーにつながるスライドドアから明るい光が差し込む洗面脱衣室は、明るく心地の良い空間になっています。洗面化粧台のカウンターはお手入れのしやすさを考慮して、つなぎ目のない一体型を採用。また、ミラーキャビネットは収納量を優先してボリュームのある仕様に。バスルーム横の壁を利用したオープン棚は、収納するアイテムのサイズに合わせて棚板の高さを自由に変えることができます。

明るく爽やかなイメージの2階トイレ

2階のトイレは、1階と変わって可愛らしい雰囲気に仕上げました。ヘリンボーン柄のクッションフロアと、背面のキャビネットの木目の色を揃え、壁は水色を基調とした明るく爽やかなイメージに。

小上がりの就寝スペースを備えた子ども部屋

韓国風インテリアが好きなお子様のご要望に合わせて、真っ白なクロス(壁紙)とグレージュの床材をベースにした内装デザインに仕上げた子ども部屋。就寝スペースは小上がりになっていて、引き出し収納を備えています。

ロフトで空間を有効活用した子ども部屋

各部屋にロフトを備えた子ども部屋は、それぞれ約4畳とは思えない空間を実現。天井を高く設計し、学習スペースと就寝スペース(ロフト)をを上下に切り分けることで、限られた空間でも快適に過ごせるようにデザインしました。ロフトにつながる階段は、教科書など本を収められる書棚として有効活用。

ウッドデッキ仕上げの快適なバルコニー

3階に設計したバルコニーは床にウッドデッキを敷いて、足触りの良いスペースに。ここから猫が外の風景を眺められるように、壁に小さなスリットを設けました。

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