【東京都葛飾区|18坪】将来2分割できる子ども部屋をデザインした、3階建てのビルトインガレージ。

東京都葛飾区東四つ木/M様邸

敷地18坪の土地に、大切な愛車を収められるビルトインガレージ付きの3階建てを計画していたオーナー。しかも耐震等級は最高レベルの「3」を目指し、安全性も担保された住宅をご要望されていました。

2021年
東京都葛飾区東四つ木
工法/木造軸組工法
総建築費/非公開
建築面積/34.29㎡(10.39坪)
仕様/耐震等級3・BELS☆☆☆☆☆

落ち着きと温もりを意識した外観デザイン

世界シェアNo.1の塗り壁材「sto」で仕上げた外観。国内で唯一、耐火認定を取得した天然木をアクセントに採用し、落ち着いた印象に木の温もりをプラスしました。外壁のメンテナンスポイントとなる目地を露出させないように仕上げているため、お手入れのスパンを長く保てるというメリットがあります。

天井高を利用して収納を確保したビルトインガレージ

ビルトインガレージには天井の高さを利用した収納を設け、デッドスペースが生まれないよう工夫しました。また、電動のシャッターを備えているため、愛車を大切に守ることができます。さらに、ガレージ内の壁を白で仕上げることで、光が反射して空間が明るくなるようにデザインしています。

耐力壁を活かした収納を備えた玄関スペース

エントランスは広い土間スペースや収納を工夫することで、動線と使い勝手にこだわりました。耐震等級3を確保するために設けた耐力壁によって間取りに制限が加わりましたが、収納として活用することでデザインの一部として設計。シューズボックスの一部は外壁と同様の天然木を張り、木の温もりを感じられるスペースにデザインしました。

階段下を利用したウォークインクローゼットのある洋室

床をオークの無垢材で仕上げた洋室は、2階に上がる階段下を利用して設計。L字型のレイアウトを無駄なく活用できるよう、奥はウォークインクローゼットしてデザインしました。店舗用の壁付け金物を採用し、収納アイテムのサイズによって高さを自由に変えられる棚板を備えている点が特徴です。

同シリーズで統一感にこだわったキッチンとカップボード

天板にGOOD DESIGN賞を受賞した新質感人造大理石「テノール」カウンターを備えた、TOCLASのキッチンとカップボードをセレクト。キズや汚れに強いタフな仕様でありながら、高級感のある質感が特徴です。動線にもこだわり、大人2人が立っても十分な広さを確保することで、複数人で調理を楽しむ時間もデザインしました。

縦格子を使って緩やかにゾーニングした手洗いエリア

LDKと同フロアにある手洗いエリアは、木の縦格子を使って緩やかにゾーニングすることで別空間としてデザイン。タンクレストイレに造作の手洗いスペースを組み合わせることで、実用的かつ個性的な空間へと仕上げています。手洗いスペースは帰宅時や来客用の手洗いとしても使うことができ、感染症対策にも有効です。新たな生活様式の一つとしてご提案させていただきました。

スムーズな動線と見た目の美しさを両立するスイッチニッチ

インターホンや照明のスイッチ類は「ニッチ」と呼ばれる壁の一部を凹ませた部分に収めることで、壁からの張り出しを解消し、スムーズな動線確保を実現しました。使い勝手だけでなく、見た目の美しさにもこだわりました。

シームレスにつながるリビングダイニング

対面式キッチンから一望できるリビングとダイニングは、壁や柱がなくシームレスにつながるレイアウトに。キッチンの立ち上がりに設けた小棚や、スタディカウンターなどは、空間に合わせて造作しています。リビング側の壁にはコーブ照明を備え、間接的に空間全体を照らす仕様に。

スキップフロアのキッズスペース

ガレージの天井とリビングの床の間に、スキップフロアのキッズスペースを設計。デッドスペースを有効活用することで、無駄なく空間全体を使うことができます。収納としても活躍するスペースです。

集中したい時に役立つ、約2畳で叶えたワークスペース

リビングの一角に設けた約2畳のワークスペースは、読書や事務仕事、お子様の自習などに最適なスペースです。扉で間仕切ることが可能なため、籠って集中したい時には扉を閉め、家族と緩やかにつながりながら作業をしたい場合には扉を開けるなど、シーンに応じて使い分けられる点が魅力です。2畳という限られた空間を最大限活用できるよう、カウンターや収納、棚などは造り付けで設けました。

成長にあわせて変化する子供部屋

約10畳の子供部屋は、成長に合わせて自由に変化できる点が特徴です。お子様が小さいうちは広い空間として利用し、いずれ個室が必要になった際には壁を追加して間仕切ることができ、さらにお子様が独立したら壁を取り払って大空間に戻す、という計画を立てながら設計をおこないました。そのため、扉やエアコンのための配線はあらかじめ2ヶ所に設けるなどの工夫をしています。

家事動線を最小化する洗面脱衣室

バスルームとバルコニーをつなぐ洗面脱衣室を設計することで、「脱ぐ」「洗う」「干す」「しまう」という衣類に関する一連の家事動線を最小化。あわせて、限られたスペースでも十分な収納量を確保できるよう、造作の棚を設けました。バルコニー側の窓から心地よい光が入る、気持ちの良い空間を実現しています。

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