【東京都江戸川区|41坪】収納アイデアが盛りだくさんの、環境にやさしい分離型二世帯住宅(ZEH)。

東京都江戸川区一之江/M様邸

玄関のみを共有し、1階と2階にそれぞれの世帯が住まう分離型二世帯住宅。太陽光発電で環境にも家計にも優しいZEH(ゼロエネルギー住宅)

2017年
東京都江戸川区一之江
工法/木造軸組工法
総建築費/3,900万円(税抜)
建築面積/68.73㎡(20.82坪)
仕様/ZEH(ゼロエネルギー住宅・長期優良住宅)
BELS/☆☆☆☆☆

意匠性、メンテナンス性に優れた塗り壁が特長の外観

太陽の光を浴びながら、その白さが一層際立つ塗り壁の外観。60か国以上で使われ、世界シェアNo.1を誇るトップブランド「sto社」の塗り壁材を採用した外壁は、劣化原因となる目地を露出しない手法で仕上げているため、意匠性に加えてメンテナンス性でも優れている点が特長です。トップコートには撥水作用のある塗料「ロータソン」を塗ることで、汚れの付着を抑え、新築時の美しさを長期間に渡って保つことが可能になります。また、見た目ではわかりづらいですが、断熱材「EPS(ビーズ法ポリスチレンフォーム)」を外壁下地に張っているため、非常に断熱性に優れている点も見逃せません。これにより、外皮性能はHEAT20のG2レベルを達成。東京都内では難しいZEH(ゼロエネルギー住宅)実現のカギがここにあります。

西側の窓には西日除けのための庇(ひさし)を取り付け、夏場の室内温度の上昇を防ぐ工夫をしています。

リアルなウッドパネルを使った玄関アプローチ

外壁のアクセントに天然木を採用し、単調な印象にならないよう配慮。「鎧(よろい)張り」と呼ばれるウッドパネルを重ねて張っていく手法によって、立体感のある表情が生まれました。ステンレスでできた雨除けの庇(ひさし)は、ウッドパネルの幅に合わせたオーダー品。スッキリとした印象になるよう、デザインや厚みにもこだわっています。

随所に収納の工夫を凝らした玄関スペース

玄関はあらゆる部分に収納を設けるアイデアをカタチにしました。造作のシューズボックスに加え、框(かまち)の下にも靴を入れられるスペースや、階段の下にも収納を設けています。二世帯住宅が抱える収納問題を、デッドスペースを上手に活用することで解消しました。

レッドシダーの羽目板が美しいダイニングキッチン

子世帯のダイニングキッチンは、木の温もりがダイレクトに伝わるレッドシダーの羽目板が印象的な空間に仕上げました。間仕切りのない開放的なインテリアが特徴で、家族の様子が一望できるレイアウトに。開放感を損なわないよう、ペニンシュラ型のキッチンは壁のないシンプルなデザインをチョイス。落ち着いたブラックカラーのキッチンは、少しトーンを落とした内装材にあわせてコーディネートしました。

キッチンはLIXILのアレスタを採用。背面の造作収納は、トールタイプの建具で中を隠せるようになっています。スッキリとした印象に仕上げています。

間接照明を備えたテレビボードのあるリビング

ダイニングとひと続きになったレッドシダーの羽目板は、大工が木目や色味を吟味して張りました。ワークカウンターとつながる間接照明を備えたテレビボードは、床から浮かせたデザインにすることで圧迫感を軽減し、開放的に見せる工夫をしています。

LDKと緩やかにつながる小上がり和室

LDKの一部分に3畳の小上がり和室を設計することで、リラックスして休憩できるスペースのある暮らしをご提案しました。家事の合間にサッと腰掛けられる高さの畳は、ゲストを大勢招いたときにも活躍します。畳の下は収納として活用することができます。

仕事や読書に集中できる書斎空間を

有孔ボードと書棚を備えたコンパクトな書斎は、ひとりで集中したい時に重宝する空間です。落ち着いたトーンの床材や壁紙をセレクトしました。

廊下や洋室にも十分な収納を

デッドスペースをできるだけなくすために、廊下の一部にも収納を設けました。家族全員がアクセスするアイテムは、パブリックな廊下スペースを利用した収納に。洋室の収納はウォークインクローゼットに。

洗面、バスルームは清潔な印象の色使いで

毎日使う洗面脱衣室とバスルーム。ホワイト色に統一した清潔な空間をイメージして、内装のコーディネートをおこないました。洗面化粧台はLIXILのルミシス、ユニットバスは同じくLIXILのアライズを採用。

ゲストルームにも早変わりする小上がり和室

親世帯の小上がり和室は、建具で間仕切ることができるデザインに。これにより、来客の寝室スペースへと早変わりします。建具は開放している時にはスッキリと感じられるよう、3枚すべて壁のなかに収めることができます。また、中心の畳を上げるとテーブルへと変化し、掘りごたつとしても使える可変性も魅力のひとつ。畳の下はすべて、床下収納として利用することができます。仏壇スペースも確保しています。

日向ぼっこが心地よい中庭スペース

外からの視線を気にすることなく、自分だけの外空間を楽しめることで人気の中庭。床はウッドデッキ(イペ材)で仕上げ、壁にはチャネルオリジナルの天然木パネル(ウィルウォール)を採用。木の温もりに包まれた空間は、リラックスするには最適なスペースです。陽当たりも良いため、洗濯物を干すスペースとしても役立ちます。

オリジナルデザインの造作テレビボード

親世帯に備えた造作のテレビボードは、スッキリとした印象のボックスタイプに。子世帯同様、床から浮かせたデザインにすることで、開放的な空間演出に一役買っています。

設備機器は造作収納と組み合わせて、使いやすさとデザイン性をアップ!

親世帯の水まわり設備は、造作の収納を組み合わせることで、使い勝手が大きく向上。オーダーメイドの収納は、壁に対して隙間なくピッタリと収めることができるため、既製品では叶わなかった統一感が生まれます。

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