【東京都葛飾区|33坪】土間リビングが開放的なガルバリウム外壁の家
東京都葛飾区/K様邸
DIY、釣りなどアウトドアの趣味をたくさんお持ちのオーナーご家族のために、自宅にもアウトドアを楽しめる要素を盛り込んだ理想の暮らしをご提案しました。玄関土間を通じて外と内がつながる、非日常を暮らしに取り入れた間取りが特徴です。
2024年
東京都葛飾区
工法/木造軸組工法
総建築費/非公開
建築面積/66.20㎡(20.03坪)
仕様/長期優良住宅・BELS☆☆☆☆☆・耐震等級3
意匠性とプライバシーを意識した外観デザイン
自宅近くで土地探しをしていたオーナーご家族が見つけたのは、南西の通りに面した約33坪の敷地でした。ボリュームのある敷地にあえて余白を残しながら、理想の暮らし方を実現するための設計を意識して2階建てをデザイン。外壁は、メンテナンス性と意匠性に優れたSoi(ソーイ)を正面に採用し、それ以外の面はガルバリウム鋼板で仕上げました。通り沿いにあたる正面パートは、プライバシーに配慮して窓をできるだけ削ぎ落としたシンプルなデザインに。2台分を確保した駐車スペースは、オープンな庭としても活用可能な設計となっています。
自然の風合いを楽しむことができる玄関
軒裏と玄関ドアを囲む壁は、天然木パネルを使って仕上げました。経年により味わいが深まっていく素材であるため、外観のアクセントとして効果的です。また、玄関横には植栽スペースを設けて、様々な植物を視覚的に楽しむことができるデザインになっています。玄関ポーチにはオーナーのこだわりでサインを入れました。
心地よい光が差し込む広い玄関土間スペース
この物件の見どころの一つが、玄関ドアを開けると広がる大きな土間スペース。一般的な玄関としての機能はもちろん、心地よい光が差し込む中庭のようなスペースとしても活躍します。造作のステップやベンチを備えているため、縁側のような雰囲気で日向ぼっこなども楽しめます。アイテムのサイズによって高さを変えられる収納棚を採用したウォークインクローゼットは、家族全員分の靴に加えてアウトドアアイテムなど多目的な収納を可能にしている点が特徴です。
利用シーンに応じて土間とLDKを間仕切り可能に
光は共有しながら土間とLDKを間仕切ることのできるスライドタイプのハイドア「LIXIL ラフィス」を採用。『区切りながら、つなぐ』というコンセプトは、暮らしの様々な利用シーンに応じて開放感をチューニングできるメリットがあります。
ゲストを呼べる開放的なダイニング
カウンターや収納を備えた迫力ある造作テーブルを、キッチンを囲むようにレイアウトしたダイニングスペース。カウンターとフラットな高さで一体となっているため、食事以外の様々なシーンで有効的に活用できるようデザインしました。オーナーご家族のご要望で、ゲストを呼んでホームパーティーもできるほど、ゆとりのあるスペースを叶えています。
家族と目線の高さが揃う工夫を凝らしたキッチン
床の高さをあえて一段下げることで、キッチンに立った際にダイニングチェアに腰掛ける家族と目線の高さを合わせるようデザイン。また、アイランドキッチンを採用することでLDKがひとつながりになったレイアウトのなかで、床を下げたことによってキッチンスペースを緩やかにゾーニングしています。背面には調理家電が並ぶカウンターを兼ねたカップボードと、蹴込みをなくして視覚的な抜け感を実現した階段スペースを組み合わせました。さらに、キッチン横には食材のストックや食器を収納できるパントリースペースも備え、キッチン周りをスッキリとさせるためのご提案をしました。
「ON」と「OFF」どちらのモードでも満足できるリビングスペース
リビングにはリラックスのためのヌックスペースと、集中のためのカウンタースペースを設計。テレワークや勉強など「ON」モードに最適なワークスペースは、造作のカウンターや収納棚を設けて、集中できる空間をデザインしました。一方、外の景色を楽しむ窓辺のベンチや、土間とつながる内窓を備えたヌックは、リラックスしたい時に嬉しいスペース。程よい籠り感に加え、心地よい外の光も差し込む「OFF」モードに欠かせない空間です。
ワークスペースのカウンターは、サブのダイニングテーブルにも
ワークスペースのカウンターは可動式となっており、ゲストを招く時にはダイニングテーブルにつなげることができます。普段はワークスペースとして利用しながら、必要な時にだけテーブルとして使えるため、居住空間をスッキリさせられるというメリットがあります。
開放感と採光を叶えた吹き抜け空間
暮らしの中心にあるキッチンの上部は約3畳の吹き抜けを設計し、開放的な暮らしをデザイン。吹き抜けの天井にはラワン材を張り、奥行き感を出すことで実際よりも天井が高く感じられるという視覚効果を狙った点もポイント。天窓から差し込む自然光を、階下に落とすことで1階LDKプランでも明るい暮らしを叶えました。
こだわりの素材とデザインで仕上げたサニタリースペース
1階のサニタリースペースは、ゲストにも利用していただくことを想定したこだわりの作りに。造作の洗面台は、オーナーがみずから選んだお気に入りのタイルやボウル、水栓金具、ミラーを組み合わせた造作仕様となっています。隙間なく空間にピッタリと収まった美しい仕上がりが特徴です。トイレの床はヘリンボーン調のデザインを採用。コンパクトな空間にもこだわりは忘れていません。
家事ラクとスッキリ収納を叶えた洗面脱衣室
清潔感のある色味でコーディネートした洗面脱衣スペース。衣装ケースやハンガーラックなど収納アイテムの寸法に合わせて、カウンターや収納棚を造作しました。奥様のパウダールームを兼ねた洗面エリアは、お手入れしやすいメラミン素材を採用したL字型のカウンターをデザインし、カウンター下にはチェアを収納できる仕様に。ゆとりあるスペースで家事ラクも叶えました。
ロフトを備えた開放的なマスターベッドルーム
ロフトとクローゼットを備えた主寝室は、グレーの壁紙と木目調の天井で落ち着いた雰囲気に仕上げました。天井を高く設計しているため、開放的な空間を確保しています。吹き抜けのあるホールと内窓でつながるロフトは、収納はもちろん、お子様の就寝スペースとしても利用可能です。床材は様々なスタイルのインテリアにマッチする、オークの無垢材を採用しました。
シンプルかつ開放的な空間デザインを実現した洋室
2つの洋室はグレーを基調としたシンプルなカラーコーディネートで仕上げました。オープンタイプの収納によって、空間の広がりを感じられるデザインを意識しています。また、開放感を演出するためにフルハイトドアを標準採用しました。