【動画解説】LDKの照明とコンセントについて

2022.04.09

LDKの照明とコンセントの配置ポイントについて、インテリアコーディネーターが動画で解説します。

目次

この照明解説シリーズは、照明やコンセントの配置についてのポイントを、住宅の各エリアごとにご紹介していきます。第2回目となる今回は、LDKの照明計画について。実際に住宅のパースを見ながら、コンセントや照明の配置についてご説明していきます。

人が多く集まるリビングは、機能的な照明タイプがオススメ

リビングは人が多く集まる場でもあるため、目的に応じて照明の色を変えることができる「調色」や、光の量(明るさ)を変えることのできる「調光」といった機能を持った器具がオススメです。スイッチ一つでさまざまなシーンへの切り替えをご希望される場合、まずはショールームでその様子をご体感いただけます。

使い方から逆算した照明・コンセント計画を

テレビの後ろを明るく照らすと目が疲れにくくなると言われています。また、テレビ後ろの壁面にアクセントクロスやタイルを貼りたい場合は、光源の角度を変えることができるユニバーサルタイプのダウンライトや間接照明をご提案しております。こちらの物件のように、テレビの上部に棚をもお受ける場合、収納や棚板にダウンライトを埋め込むことも可能です。カウンター上やソファ周辺など目線に近いところには、細長くスタイリッシュなタイプのSプレートコンセントをご提案しております。カラーがホワイト、グレー、ブラックがございますので、アクセントクロスやタイルの色味によってコーディネートすることができます。

ソファやテレビ周りのコンセント計画は、家電の使用イメージを事前に考えておくことが重要です。ソファに座りながらスマホを充電したい場合、ソファよりも高い位置にコンセントを設計しておくと便利でしょう。一方、コンセントを隠したい場合には通常の高さに設定するなど、使い勝手や見た目に応じて仕上がりを変えることができます。

テレビを壁掛けにする場合、テレビの電源と接続機器の電源用にそれぞれ上下2箇所にコンセントを設けております。ゲーム機や無線LANルータなどを置く場合、多めにコンセントを用意しておくことをオススメします。プロジェクターの利用を希望される際は、設置場所のコンセントにも注意が必要です。

ダイニングにおけるペンダントライトの設置方法

続いてダイニングについてご紹介いたします。ダイニングはペンダントライトの採用が人気で、2〜3灯設置したい場合や、今後ダイニングテーブルの位置や形状が変わる可能性がある場合には、ダクトレール(ライティングレール)をオススメしております。ペンダントライトが1灯の場合や、移動の予定がない場合、ダクトレールがない方が天井はスッキリして見えます。ダイニングテーブルの上から60〜80cmほどの高さにペンダントライトの笠が来るのが一般的ですが、あらかじめコードが長めに設定されていることが多いため、コードリールと呼ばれる長さを調整できる商品がございます。スッキリと見せたい場合は、希望の長さにコードをカットできる商品もございますので、事前にご相談ください。なお、ダイニングテーブルでホットプレートなどの家電を使いたい時は、キッチンの立ち上がり部分または床付けコンセントなどを用途に応じて配置します。床付けコンセントは既製品をお選びいただくだけでなく、フローリングに合わせて造作も可能です。

キッチンまわりは湿気や水撥ねに注意

給湯器のリモコンもお客様によって、設置を希望する場所はさまざまです。スイッチニッチに収めたり、キッチンの壁に設置されることが多いです。あまりスイッチを色々な場所に見せたくない場合、右スイッチニッチにまとめるとスッキリします。キッチンは手元灯をダウンライトではなく、ペンダントライトをご希望される方もいらっしゃいます。また、背面収納に置く調理家電が多い場合、コンセントを通常よりも多く設定することも可能です。湿気が多く、水気のある場所では、漏電した際に感電の恐れもあるため、アースコンセントの工事が法律で義務付けられています。こちらで必要な箇所はアースコンセントをご提案させていただきます。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。今回はLDKの照明とコンセントの配置ポイントについてご紹介いたしました。次回は、寝室編をアップいたしますのでそちらも是非ご覧ください。

【動画解説】玄関周りの照明とコンセントについて

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