畳の表面について
まず、畳の表情と呼ばれる畳表についてご説明します。「目積」はヘリの無い畳の代表格で、フチがないため床がスッキリして見えます。どんなインテリアにも合わせやすい点が特徴です。「引目」はもっとも一般的な折柄で、家庭だけでなく旅館や施設まで幅広く使われています。
畳と言えば、やっぱり「天然い草」
こちらは天然い草を使用している和室になります。い草は保温性・断熱性に優れていて調湿機能があり、香りにはリラックス効果も期待できます。しかし、環境にもよりますが比較的早く日焼けしてしまうこともあり、シミがつきやすいというデメリットもあります。
現代の使い勝手に優れた「樹脂畳」
代表的な樹脂畳はセキスイの『MIGUSA』になります。樹脂はデザインやカラーバリエーションが豊富で、耐久性に優れているため、日焼けによる変色もほとんどありません。抗菌・抗ダニ効果もあり、水拭きも可能となっており、お子さまのお部屋にも最適です。
高価でバリエーション豊かな「和紙畳」
最近では少なくなった和紙畳ですが、ダニやカビが発生しにくく、樹脂コーティングをしているため、水拭きも可能です。こちらも樹脂畳同様、日焼けによる変色が少ない点に加え、豊富なカラーバリエーションも魅力の一つ。比較的高価なものが多く、紙でできていることから、すぐに擦れてしまうことも。
畳の種類によるコスト差
い草は高価なイメージがありますが、意外なことに樹脂とあまり大差はありません。樹脂畳は、グリーンとカラー付きがあり、後者の方が1畳あたり約3,000円ほど高くなります。半畳張りは加工と施工費が重なり、1畳単位でみると、約9,000円アップします。
畳を応用して「小上がり収納」にも
わたしたちアースでは一般的な和室ではなく、小上がり収納としてモダンな「和」の暮らしをご提案しています。小上がりは客間としても利用でき、何よりたくさんの収納ができることが人気のポイントとなっています。畳の下の収納にアクセスするには、畳→内板の順に外していきます。大きな収納なので、お子さまのオモチャや、普段使わないアイテムなどを収めておくことができます。一部を掘りごたつとして、作ることも可能です。
今回は畳について、ご紹介しました。他にも家づくりに役立つ情報を発信しておりますので、是非ご覧ください。
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