住宅ローンとリフォームローンってどっちがお得?

2023.06.18

こちらの記事では、リノベーションをする上で住宅ローンとリフォームローンの比較についてご紹介しています。ぜひ皆さまの家づくりの参考にしてみてください。

目次

住宅ローンとリフォームローンそれぞれの特徴を知る

ローンを組んでリノベーションをしたいと考えている人にとって、住宅ローンとリフォームローンどちらを選択するかは重要なテーマです。「そもそもリノベーションはリフォームだから、住宅ローンが使えない」と考えている人もいるかもしれません。ここでは、住宅ローンとリフォームローンの違いを理解した上で、賢い選択ができるためのポイントをご紹介していきましょう。

住宅ローンのおトク知識

増改築等工事でも住宅ローンが使える

まず住宅ローンと聞くと、新築のためのローンを連想する人は少なくないでしょう。しかし、リノベーションをはじめとする増改築等の工事にも、ちゃんと住宅ローンは対応しています。一部、審査書類に違いはあるものの、ローンのお申し込み方法や審査において、新築とリノベーションではほとんど大差はありません。ただしリノベーションの場合、金融機関によってはネットでの審査が受付できず、窓口や郵送での対応となるなどのケースもあるため、事前に確認することをオススメします。

住宅ローンの特徴は低金利、長期間、有担保

現在、住宅ローンはご存知の通り、低金利時代に突入しています。変動金利を選択した場合には0.5%を切る適用金利で借りることも可能となっており、リノベーションにおいてもできるだけ低い金利で借入れをしたいという消費者心理にマッチしています。また、住宅ローンの特徴として最長35年のローンで組むことができるため、月々の返済が比較的低く抑えられるという点もポイントです。ただし、有担保となるため、土地や建物に必ず抵当権の設定をおこなう必要があり、登記の費用などがかかる点には注意が必要です。工事内容によっては住宅ローンとしての取り扱いができないケースもあることを知っておきましょう。

リフォームローンのおトク知識

リフォームローンは金利は高いけれど、無担保

一方のリフォームローンは、住宅ローンと比べると金利が高いという特徴があります。住宅ローンに見慣れた人にとっては、少々割高に感じてしまうかもしれません。また、リフォームローンは借入限度額が1,000〜2,000万円程度に設定されていることも多く、大規模なリノベーション費用の場合、ローンだけではすべてを調達できず、自己資金の用意が必要になるケースもあります。さらに、返済期間が最長15〜20年となっていることが多く、住宅ローンと比べると短期間での完済計画を立てなければなりません。しかし、土地や建物に抵当権を設定しない無担保型が中心となっているため、登記費用は少なくて済むというメリットがあります。

団信がセットされているリフォームローンも

それぞれ借入期間や適用金利、担保設定の有無に違いのある住宅ローンとリフォームローン。そのほか、住宅ローンの場合、債務者(ローン申込人)が死亡したり、重度障害となるケガを負った時点でローンが弁済される団体信用生命保険(以下、団信)がセットされていますが、リフォームローンでも同様に団信に加入できるローン商品があります。返済期間中に起こるアクシデントに対してもしっかりと備えができるという点も含めて、検討されるとよいでしょう。

リフォームに使える減税制度、補助金もお見逃しなく

住宅ローンを利用して一定の条件を満たすと、所得税や住民税から支払った税金が控除される住宅ローン減税制度は多くの人が知っていると思いますが、リフォームにも使える減税制度があります。耐震・介護・省エネなど、住宅の性能向上を目的としたリフォームに対して、リフォーム減税(住宅特定改修特別税額控除)を利用することができます。また、国や都道府県、市区町村など自治体によって一定のリフォームに対する補助金も用意されているため、減税制度と併用することでお得にリノベーションをすることも可能になっています。

まとめ

今回は、住宅ローンとリフォームローンの違いについて、その特徴をご紹介させていただきました。どちらのローンがお得かは、工事内容や資金計画によっても変わります。具体的なご相談は、お気軽にアースまでお問い合わせください。

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