リノベーションを始める前に押さえておきたい5つのポイント
2023.06.18
リノベーションを始める前に押さえておきたい5つのポイントとは?
リノベーションを検討されている皆さまに、必ず押さえておいてほしいことがあります。それは、このページで投げかけるいくつかの質問についてです。人生の中でも大きなイベントとなるリノベーションを成功させるためには、最善の選択ができるような「準備」がとても重要になります。リノベーションに着手する前に、まずは下記の質問に対する答えを家族と"共有"するところから始めましょう。
その①ズバリ、リノベーションをする理由は?
リノベーションを検討されている人であれば、多かれ少なかれ何かしらの動機を持っていることでしょう。例えば、『家賃や駐車場代がもったいない』とか『子どもが大きくなって手狭になった』、『集合住宅では生活しづらいため、戸建てに移りたい』『親と同居することになった』『周りがマイホームを買ったから』『親族から不動産を相続した』など。じつは、この動機がとても重要で、あくまでリノベーションはそれを叶える一つの手段に過ぎません。動機を紐解いてみると、必ずしもリノベーションである必要がないというケースも。まずは、「リノベーションをしよう」と思うに至った動機を掘り下げてみるとよいでしょう。そして、「どんな暮らしがしたいか?」という点もご家族間でよく話し合ってみてください。
その②現在、そして将来の家族構成は?
続いて、家族構成について。いま現在、どのような家族構成となっているでしょうか? また、その家族構成は将来どのように変化していく(変化させたい)でしょうか? 例えば「いま子どもはいないけど、将来2人欲しい」とか「実家の親を呼んで二世帯住宅になる可能性がある」など、長期的な視点も踏まえた計画が大切です。なぜなら、その計画によって選ぶ中古物件やリノベーションの規模感も変わっていくからです。
その③希望の入居時期はいつ?
続いて、希望の入居時期について考えてみましょう。新居に引っ越すデッドライン(期限)が決まると、中古物件やリノベーションの選択肢が絞られていきます。例えば「子どもが小学校に上がる前には引っ越したい」とか「現在の住まいの賃貸契約の次回更新までには」「いま住んでいる社宅を出なければならない」など、ご家族それぞれで事情は異なりますが、期限から逆算することで、選択肢から外れていく物件やリノベーション会社も出てきます。
その④エリアの絞り込みはできていますか?
多くの方が、現在住んでいる生活圏を変えることなく住み替えを検討していると思いますが、なかにはエリアはまだ未定という方もいらっしゃいます。その場合、エリアごとに中古物件の相場が異なるという理由から、資金計画が立てづらくなってしまいます。例えば、中古マンションのリノベーションを検討したとして、相場が明らかに異なる複数のエリアを選択した場合、それぞれの資金計画(総予算)に大きな差が生まれます。できるだけエリアの絞り込みをおこなっておくと、のちのち中古物件購入の申し込みをする際も素早いジャッジができるというメリットもあります。
その⑤無理のない資金(予算)計画を立てましょう
リノベーションに重要なことは「理想」と「現実」の両方を把握して、最善の選択をおこなうことです。これまでご覧いただいた1〜4の質問は「理想」の部分ですが、今回のプロジェクトにかけるお金について「現実」としてしっかりと見ていかなくてはなりません。住宅ローンを組まれる場合には、ご年収やお勤め先、勤続年数、既存のお借入れを踏まえた上で、いくらまでならお借入れ可能か目安を知ることから始めます。また、頭金をいくら用意するか、親族からの贈与を受けるか、毎月いくら返済していくか等も予算を決めるための大切な要素となります。それらを総合的に検討して、最終的に総予算を決めてから中古物件探しやリノベーション会社選びへと進んでいきます。
また、リノベーション特有のポイントとして、「予備予算」を必ず用意することを忘れないでください。予備予算とは簡単にいうと、何かあった時に補填するための予備費用のようなもの。リノベーションの場合、新築とは異なり、既存住宅の壁や天井を壊して中を見てみないとわからないことが多いため、例えば予想以上に構造材が劣化していたため急遽補強が必要になる等のケースが多いに起こりえます。そのため「使わなければラッキー」という感覚で予備予算を用意しておけば、急な出費があっても安心です。
まとめ
今回の記事では、リノベーションを始める前に押さえておきたい5つのポイントについてご紹介させていただきました。リノベーションの成功のコツは、しっかりと準備をおこなうことです。この5つのポイントをご家族だけで明確にすることが難しい場合には、まずはわたしたちアースにご相談ください。最善の選択ができるサポートをさせていただきます。