プロが教えるリノベ会社選びの5つのポイント
2023.06.18
良いリノベ会社を選ぶ5つのポイント
資金計画を立てて総予算の目安がついたら、次にリノベ会社選びへと進んでいきます。物件探しが必要な人も、まずは先にリノベ会社を選ぶことをオススメします。とはいえ、世の中にはたくさんの会社が存在しているため、そのなかからリノベーションのパートナーとして一つに絞り込むことは決して簡単ではないように思えます。しかし、リノベ会社を選ぶためにいくつかの基準を明確にして、それに則った比較検討をおこなうことで、自分の理想を叶えてくれる会社を簡単に絞り込むことができます。ここでは、そんな建リノベ会社選びの5つのポイントをお伝えしていきましょう。
ポイント① まずはリノベ会社の種類を知る
リノベ会社選びを始める前に、まずはリノベーションを任せる会社または専門家について、どのようなタイプや特徴があるかを知る必要があります。大きく分けると以下のような種類のメーカーや専門家に分類することができます。また、一言でリノベーションといっても「設計〜施工〜アフターメンテナンス」と長期間に渡るプロジェクトとなるため、理想の暮らしを叶えるまでの期間だけでなく、その後の長いお付き合いにも対応してくれるかどうかも十分に検討したいところです。
【ハウスメーカー】全国にたくさんの営業所を置いて事業を展開。大規模な広告や住宅展示場を中心に宣伝活動をおこなっている。規格化されたプランをベースに、商品をセレクトしながら家づくりを進めていくことが一般的。施工は地域の工務店が下請けで担当しているケースも。
【建築家】優れた設計力で作品となるような住宅デザインに長けている。一方で、施工に関しては工務店に外注しているケースが多く、ユーザーは設計と施工でそれぞれ別の契約を結ぶ必要がある。
【工務店】おもに大工として活躍していた職人が、地域に根ざした建築会社として創業することの多い工務店。長年の経験と知識に裏打ちされた高い施工力が強みとなる一方で、設計をはじめとするデザイン面は少々苦手なケースも。ハウスメーカーや建築家とパートナーを組んで施工をおこなうことが多い。
【アーキテクトビルダー】設計から施工、アフターメンテナンスまでを自社内でワンストップにて担うスタイルの建築会社。ハウスメーカーにはない柔軟な設計デザインや、建築家にはない確かな施工力を両立している点が特徴です。また、アフターメンテナンスや将来のリノベーションもこなせる対応力も魅力の一つ。わたしたちアースは、このアーキテクトビルダーに分類されます。
ポイント② それぞれの会社が大切にしている価値を知る
続いてリノベ会社選びの材料となるのが、各社の大切にしている価値について。例えばデザインにこだわっている会社もあれば、性能を価値にしている会社もあります。また、ユーザーに安く提供することが価値と考えている会社もあり、それぞれ大切にしている価値(強みと言い換えることもできます)が異なります。まずはホームページや会社案内資料を見たり、実際に会社を訪れるなどして、その価値について調べてみるとよいでしょう。わたしたちアースは、高性能なコンパクト住宅を建てる工務店として、注文住宅で培ったノウハウを駆使したご提案を大切にしています。リノベーションのパートナーにアースを選んでいただいたご家族の人生を豊かにするため、デザインや性能を高いレベルで実現することを目指しています。
また、リノベ会社選びで注目したいポイントが、マンションと戸建てのどちらが得意かという点。マンションリノベの場合、内装を一度リセットして壁や柱のない一つの空間から組み立てていくケースが多いのですが、戸建ての場合はスケルトンにした場合に既存の柱や梁、壁や天井などを活かしながらデザインしていくことが求められます。さらに後者の場合、耐震や断熱といった専門的な分野に対する知識や経験も求められるため、リノベーションを依頼するとはいえ新築を建てたことがない会社では不安がつきまといます。
ポイント③ 実際の施工物件を確認する
気になるリノベ会社を絞り込んだら、実際に施工された物件を見学に行くことをオススメします。ホームページや資料に記載されている価値が、しっかりとカタチになっているかどうかを確認してみてください。また、場合によってはモデルハウスや展示場をご案内されることがあるかもしれません。その際は、その会社の標準仕様との違いがあるかどうかもチェックするとよいでしょう。標準仕様からグレードアップしたオプションだらけの仕上がりを、標準仕様と誤認しないように注意が必要です。できれば、実際にそこに住むオーナーが建てた等身大の完成物件をご覧いただくことが望ましいです。また、リノベーション中の施工現場も見ることができると、どんな職人さんが自分たちの想いを叶えてくれるかを知ることができます。
ポイント④ 引渡し後のサポート体制はある?
リノベーション自体はおよそ1年弱のプロジェクトになりますが、実際にリノベ会社と付き合っていくのは、住み始めてからの方が長くなります。引き渡し後もしっかりと信頼関係を築き続けられるかどうかも、会社選びでは重要な基準。例えば引き渡し後のメンテナンス体制や保証制度、ユーザーとの接点づくりにも注目してください。「引き渡したら終わり」という会社を選ばないようにしましょう。
ポイント⑤ 標準仕様の価格帯を知る
これまでいくつかの基準をご紹介させていただきましたが、最後に確認しておきたいのがリノベ会社それぞれの価格帯です。それぞれの会社が大切にしている価値や、実際の施工実績、引き渡し後のサポート体制などを総合して、各社の価格帯が決められています。最初に価格だけを見て比較をしてもただ単に「価格が高い/安い」という判断にしかなりませんが、価値や施工実績、サポート体制などの中身と価格を総合して比較することで「コストパフォーマンスが良い/悪い」という賢い選択が可能になります。もちろん、リノベーションにかけられる予算は有限であるため、コスパが良くても予算に届かないというリノベ会社もあるかもしれませんが、その時は予算内でもっともコスパの良いリノベ会社を選ぶことで、納得してその会社に依頼することができるでしょう。
まとめ
今回は、リノベ会社選びのポイントについてご紹介させていただきました。世の中にたくさんの会社があり、比較検討することは決して簡単とは言えません。しかし、あなたが叶えたい価値と、リノベ会社が大切にしている価値がマッチしていて、標準の価格帯と予算が合っていれば納得を持って決めることができます。ぜひ、このリノベ会社選びの基準を参考にして、失敗しないリノベーションを実現していただければと思います。リノベ会社選びでお困りの際は、まずはアースにご相談ください。