「ネコとの暮らしについて」(インテリア編)

2019.12.27

あなたと暮らしているのは、どんなネコさんですか?シャロンちゃん、もこさん、ことちゃん、たまおさん、飼い猫の名前も猫種、性格、特徴もそれぞれあると思います。けれど、一つだけ共通点があります、それは、一日の大半をお家の中で過ごす、ということです。ネコにとって居心地のよい家が、私達飼い主にとって、ともに心地よい空間であることを切に願い、「猫と暮らす家」のヒントとなるアイデアや工夫を3回シリーズで紹介したいと思います。今回は、最終シリーズとなります第3回「インテリア編」をお送りいたします。

目次

【家具】縁側に座布団、おこたにみかん、どちらもネコのイメージはありますが……。

家具で代用、キャットタワー

前回「ネコと暮らしについて」(家づくり編)にも記載しましたが、新たにキャットタワーを設けても勿論よいのですが、スペースがない場合や、全体のコーディネートにタワーを加えることで違和感を感じてしまいそうなら、既存の家具を代用してみませんか?背の高い本棚なら、棚上に新しい棚板を載せて(目立たない場所で既存棚板としっかり固定しましょう)段ごとに、互い違いに棚板を設置すれば、楽しい見晴台付きのキャットタワーに。

新しく収納家具を新設するなら、ネコにとって必要な上下運動ができる、ステップタイプのデザインがおすすめです。オーダーメイドで造作家具をつくるなら、こんな設えはいかがでしょうか?1#キャットタワーシェルフですが、ディスプレイスペースとネコが遊ぶスペースを上手に分けて、180Φの穴を開けることで、いろんな場所へ出たり入ったり、ネコが喜ぶアスレチック機能も満載です。

“猫脚”家具とネコの相性って、いいんです。

急な来客にびっくりすると、さっと身を隠す、そんなネコさんは多いですよね。ネコにもよるのかも知れませんが、時には隠れることでリラックスすることができる、それもネコの習性なんです。そこで、 “猫脚”家具です。隠れる場所があまりない場合は、ソファやシェルフなど、家具を少し高めの脚付きタイプにしてみてはいかがでしょうか?ネコがちょうど身を潜めるのに最適なスペースが出来上がります。

機能、快適性も勿論ですが、猫脚のソファのまわりをネコがゆったり歩き回る、そんな眺めも絵になりますよね。最後にくれぐれも一言。あまり低いスペースだと、ネコが入れないだけでなく、ネコの毛ばかりか、ゴミがたまるのでご注意を。

(小)お気に入りの椅子やソファは、カバー取替タイプに

お気に入りの椅子やソファ、ゆったりネコとすわりたいけれど、忘れちゃいけないのが、そううそう、爪をたててしまうのもネコの習性です。大好きなネコさんを叱るより、椅子やソファを購入する際は、お手入れ可能なタイプや、カバーを取り替えられるタイプにしてはいかがでしょうか?

東レから、お手入れしやすい張り地素材2#東レ/HCシリーズや、名作椅子に後付けできる、オリジナルカバー3#カールハンセン&サン/Yチェア専用革貼りクッション CH2など、ペット対応のアイテムが増えています。季節ごとにカラーや素材を替えて、楽しむのも“アリ”ですね。

【家電】ネコにとっての心地よさ&便利さ、どちらもとても大切です。

ネコも人も長生きしたい

先日拝見したテレビ番組で「25歳と24歳の高齢ネコの父息子、長生きの秘訣は“ペチカ”(もふもふモフモフ NHKより引用)」が話題になっておりました.。ネコにも人にも、室内温度が安定していることが長生きのコツであることは、間違いないようです。 “ペチカ”の導入はかなりハードル高めですが、輻射熱を利用したじんわりあたたかい床暖房は、これからの時期を快適に過ごすためにも、ネコでなくとも、是非とも導入したいところですね。

ですが、1点だけご注意を。寝子(ねるこ)が語源のネコゆえ、長時間眠るのがネコ。接触面の温度が高くなる電気式だと、低温やけどを引き起こす原因に。選べるなら是非温水式を。ランニングコストも抑えられるので、お財布にもじんわり優しいです。けれど、くれぐれもご用心。いくら快適だからと床にゴロン♪ばかりでは、人もネコも運動不足まっしぐら。適度な運動も、長生きの秘訣であることだけは、お忘れなく。

くつろぎスポットを妨げることなかれ

前回「ネコと暮らしについて」(アクティビティ編)にも記載しましたが、ネコは人間より遥かに優れた聴覚を持っています。私達には、気にならない音でも、ネコにとっては騒音レベルになってしまうことに。あなたの帰宅に誰よりも早く気づいて、玄関に駆け寄ってくる大切なネコさんの“ストレス”を、無自覚につくっていたら、、、、悲しいです。ネコが気に入っていそうな“一番落ち着ける昼寝スポット”の近くには、冷蔵庫や洗濯機、テレビなどの、音の出るものは、隔離して設置してあげましょう。

コード渋滞は危険地帯

何かと増えてしまうコード類、ジャンクション並に渋滞を引き起こしてはおりませんか?そこは、ネコの毛が溜まる絶好のスポット。さながら帰省ラッシュ並の混雑率です。さらに悪いことに、暴走する車(運動会中のネコ)が渋滞めがけて飛び込んであわや大惨事に、、、。(妄想イメージ画像でお願いします)

脚を引っ掛けて、怪我をしてしまうこともあるので危険です。コードは、使用の高さに即して、高い位置の壁や天井をはわせたりしておくと、安心ですね。また、箇所ごとにまとめたり、チューブやボックスタイプ等に収納することもおすすめします。

【照明】ネコファースト、おすすめします。

間接照明でリラックス空間に

夜行性であるネコは、少ない光でモノを捉えることが出来、光を感知する力は、人の5~7倍とも言われています。そう、ネコは仄暗い場所を好みます。日中でも、日差しが強すぎる場所は、ブラインドをおろしてあげたり、使用していない部屋の電気をできるだけ消して、安らげるお昼寝場所にしてあげましょう。(これって、人にも節電効果アリ、ですよね)

夜は、間接照明を効果的に使用してみてはいかがでしょうか?私達人間にとっても、昨今、照明計画において、夜間には、心と体を休めるための低い高さの温かく、優しい電球色が、健康な生活リズムを作る上でも、適しているとされております。ネコも人もリラックス出来る間接照明、取り入れてみませんか?

照明器具のカタチにも要注意

例えば、ペンダントライト。スタイリッシュでおしゃれですが、ネコにとって、上から垂れ下がっているそれは、云うなれば“巨大猫じゃらし”。遊び心をこれでもかってくらい、刺激されてしまう可能性大です。大きいシェードタイプのものなら、飛び乗りたくてたまらない、もはやアスレチック遊具。衝撃で落下してしまう等の危険があるので、できれば避けたいところです。

また、スタンドライトなら、ネコがぶつかっても倒れない、重さがあるタイプを選んであげるのもおすすめします。造作家具なら、スリムタイプの関節照明を埋め込んでみてはいかがでしょうか?ネコの遊び場所にも干渉せず、スッキリした空間を演出できます。

ネコにおすすめ事例#1キャットタワーシェルフ

オーナーご夫婦が望んだネコの一挙一動が眺められるキャットタワーシェルフ。ごはんを食べやすい高さに棚を設け、そのすぐそばに循環式給水機のコンセントを配置、トイレまわりのアイテム(重い猫砂やドライフードは一番下に)を隠して収納できるスペースを用意するなど、ネコのお世話をしやすい機能を集約。

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