木造軸組工法リノベーション ~間取りを考える~

先日、LIXILより『エグゼクティブリフォームコンシェルジュ』の認定を受けた石毛です。今回は戸建てのリノベーションのポイントをご紹介します。
はじめに検討していきたいところは耐震性能の向上。次に、間取りをどうするのか。木造軸組工法のリノベーション(外壁を撤去し、内壁も撤去する工事の場合)では、間取りを様々な形に変えることができます。なかでも階段の位置を変えると、家の中の雰囲気はもちろん、生活の仕方もガラッと変わります。階段の位置を変える工事では、構造材の移設とそれに伴う補強が必要になるので、耐震構造を強化するためのリノベーションをする時は、階段の位置を変える良い機会でもあります。
下の間取図は、「ご夫婦とお子様2人の4人暮らし」から、お子様の独立によって「ご夫婦2人だけの暮らし」になったご家庭のものですが、階段の位置変更に伴い、洗面脱衣室のスペースが生まれ、水廻りの動線が大きく変わりました。玄関から2階への動線も簡単にアクセスができ、階段の距離を延ばすことで緩やかに上がれるように。
閉鎖的だったキッチンは、対面式にすることで開放的になり、1階全体の動きもスムーズです。

      

二間だった2階も一体感が生まれ広々と使えるようになりました。子供達やお客様が来た時には可動間仕切り戸で2部屋になるようにし、大好きなガーデニングも楽しめる6畳のバルコニーも設計。せっかくのリノベーションですから、以前よりも暮らしづらくならないように注意を払っています。階段の位置を変えることで、生活動線や生活スタイルが今までと全く違ったものになります。

狭小住宅でも工夫次第で豊かな暮らしを叶えることができるので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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