メンテナンスチェック

こんにちは、石毛です。突然ですが、みなさんはどんな家が理想ですか? 私が思うに、リフォーム(メンテナンス)をしないで一生住める家だとしたら、こんなにいいことはないと思います。しかし、残念ながら手を入れずに住み続けられる家は今のところありません。長寿命な木造建築である神社仏閣は、大工・左官・板金、瓦、塗装など、それぞれの分野において熟練した技と豊富な経験を持つ職人によってつくられました。こだわりの天然素材もまた、建物を何千年も維持できる要ではありますが、そんな時代を超えて存在し続ける神社仏閣ですら、メンテナンスは欠かせません。メンテナンスを重ね、現代に受け継がれているのです。

住宅の場合、リフォーム(メンテナンス)する理由はお客様の事情によってさまざまですが、すべてに共通しているのは、何かしらの「不満」や「不具合」が動機となっていること。例えば、『外壁の雨水汚れが目立ってきた』『壁紙が汚れてきた』『設備機器や給湯器の調子が悪い』などなど。「よし、リフォームするぞー!」と新築を購入するくらいのモチベーションでリフォームをするという状況は、なかなか珍しいのではないでしょうか。急を要するリフォーム(メンテナンス)以外は「今じゃなくてもいい」と思ってしまうのが人間心理だと思います。しかし、そういう感覚でメンテナンスを先延ばしにしていると、いつの間にか気に留めることさえしなくなります。外壁メンテナンスの目安は、だいたい10年間隔で塗装と防水の工事が必要な時期を迎えます。内装に関しても同様の年数となります。防水に関しては、いま雨漏りをしていなくても、防水効果が切れてしまった壁や屋根、バルコニーなど、目には見えない場所や隙間から雨水や生活用水がジワリジワリと建物の中へと入り込み、時間をかけて天井や内壁まで到達します。水漏れに気づいてからメンテナンスをおこなうと、大がかりな工事と費用が発生するため、予防が大切です。そこで、ご自身でできる簡単なメンテナンスのチェック方法をご紹介いたしますので、是非大事に至る前にメンテナンスをおこなう指標にしてください。

【外壁】……人差し指で外壁をなぞってみてください。白い粉が指につくようでしたら、塗膜の劣化がはじまっています。塗膜の劣化は雨水などを弾く効果がなくなっているサイン。外壁の汚れが進み、雨漏りの原因となります。

【防水】……床が膨れている箇所(空気が入っているような感じ)がある場合、下地と防水が剥がれているおそれがあります。

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