暮らしのなかに「つながるスペース」を

どうも熊倉です。家づくりをするにあたって、カタチにしたいことがいくつかありました。前回ご紹介した『屋根裏空間』もそのひとつ。

今回ご紹介したいのは『スキップフロア』と『吹き抜け』。当初の計画では2階の一部の床を下げて“目線をずらす、合わせる、より立体感を出す”ことを狙って、スキップフロアにしようと考えていました。しかし、構造面でどうしても叶えることができず、やむなく断念。吹き抜けも構造計算に絡む要素が何点かありましたが、苦労の末にクリアすることが出来ました。上に対して抜けていく広がり(開放感)に憧れていたこともあって、吹き抜けはどうしても叶えたかったのです。「良い家、高価な家=吹き抜け」みたいなイメージを持ってましたね、実は。

最初は一般的なイメージの筒状になっている吹き抜けにしていましたが、単に抜けている場所にしておくのがもったいないな、とも思っていました。そこで、更なる抜け感を演出しようと思い立ち、以下のアイデアをカタチにすることに。

①吹き抜け周囲には壁を設けずに、アイアンをねじった形状の格子を配置して落下防止も兼ねたデザインに。

②床面から15センチ下げて座れる場所を造作。窓から外の景色を眺められる抜け感を演出。ちょこっとですが念願のスキップフロアも叶えました(笑)

③そこに上から吊っているイメージを持たせたカウンターを設け、かつ両側の格子で支える。
アイアンは高校時代からの心友(=親友)の協力もあってオリジナルな吹き抜け空間に。座ると吹き抜けの方に足を投げ出すこともできます。上下階が吹き抜けによってつながっているため、3階にいても2階の家族の気配を感じることができます。ここに座って子供と並んで本を読んだり、2階の家族と会話したり、書き物をしたり、お酒を飲んだり、ブロックを組み立てたり。

自分の時間に浸りながら、ちゃんと家族の存在も感じることができる吹き抜け。これが我が家の『つながるスペース』です。

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