耐震リフォーム工事について

最近、地震が頻発していて少し怖いです。とくに真夜中に鳴り響く緊急地震速報の“あのアラーム”。何度聞いても感覚が麻痺することはなく、ほんとにビックリして飛び起きます。ついさっきまで深い眠りについていたとは思えない動きでテレビをサッとつけ、チャンネルをNHKに切り替え、震源地と最大震度を確認。「なんとなく、大丈夫そうだ……」と、ひとまず安心をして、再び眠りにつく。

『我が家は大きな地震に耐えられるのだろうか……?』
そんなご心配はございませんか?


旧耐震構造の建物、いわゆる【昭和56年5月31日以前】の建物の基礎は“無筋基礎”といって基礎コンクリートに鉄筋が入っていないので、コンクリートの強度と粘りが弱く建物の土台としては強度が足りないことから現在は使用することができません。構造部分においても建物の強度を高めるための“筋交い”という柱と柱の間に斜めに交差させて取り付ける木材が細くて弱いですし、あらゆる方向からの力に対して高い抵抗力を発揮して耐震強度を上げる為の“構造用合板”という材も不足しています。そして、よく見かけるのが築年数の古い建物で家の四隅にサッシが集中しているタイプのもの。住宅全体のバランスにもよりますが、サッシの取付は家の四隅の角から90センチの壁を確保して行うほうが構造耐力的に望ましいと言われています。すでに旧耐震の住まいを耐震補強工事しようとご検討されているお客様は一度、「インスペクション」という住宅調査をされると良いかもしれません。耐震診断は区が無償で実施しておりますし、弊社も「既存住宅状況調査技術(インスペクター)」の免許を所持しておりますのでどうぞご利用ください。また、耐震リフォームは区から助成金がでます。主な必要条件は、次の2点です。

1.江戸川区が“無料”で行っている「耐震診断」を受ける。※区が建築士を派遣して、簡易な耐震診断を行います。
2.昭和56年5月31日以前の建物→違法建築ではないことが前提で、確認済証があるかどうかの確認も必要です。また、増改築をしている場合は対象外となります。

地震だけでなく、台風や大雨などの自然災害が激増している今、自分にできることを積極的に行い、不安を少しでも減らしたいものです。木造住宅は、定期的なメンテナンスと、しっかりとした構造補強を行えば、寿命は長いです。耐震補強をご検討中のお客様はもちろん、その他、ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお問合せ下さい。

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