12月22日(日)「キャンドルホルダーワークショップ」を開催しましたので、当日の様子をレポートをさせていただきます。親子で楽しめる内容ということもあり、多数のご家族様にご参加いただき、事務所である会場はほぼ満席に。
イケダコーポレーションの高橋さんを講師に招いて、天然素材「スイス漆喰」を使ってのワークショップと、同じく天然素材「リボス塗料」を使用している木製フローリング等のメンテナンス講座(年末の大掃除前にうれしいお役立ち内容)を開催。
実体験を加えた、盛りだくさんの充実したプログラムで、参加者の皆様(大人も子供も)熱心な様子で、取り組まれておりました。
こちらが講師の高橋さんです。まずは、本日使用する自然素材である「スイス漆喰」「リボス塗料」などについてのご説明をしていただきました。
「自然塗料って、子供やペットが口にしても、大丈夫な素材なんですよ」
「どんなニオイがするかな?確かめてみましょう!」
皆様、神妙な様子で聞き入っております。いろんな素材を見ながらの説明が面白いのか、思いの外、お子様達もしっかり聞いていてくれます。
とはいえ、さすがに限界が。
お子様たちが、少々ソワソワし始めたタイミングもちゃんと見逃さず、いよいよキャンドルホルダーづくりへと。
ここで簡単にキャンドルホルダーづくりのご説明をさせていただきます。
用意するのは、
●紙コップ
●一回り小さなクリアカップ
●工作のり
●漆喰
●水
●漆喰と水を撹拌するためのスプーンとボウル
●飾りたいパーツ(タイルやボタン、スパンコールやレース等)
《手順》
【1】紙コップを作りたいサイズにカットして、内側にたっぷり工作のりを塗ります。
【2】飾りたいパーツを内側面に自由にレイアウトしていきます。(*このとき、タイル等の重い材料は沈んでしまう可能性が高いので、低い底面に貼ってあげるとキレイに仕上がります)
【3】ボウルに漆喰を入れ、水を少しづつ入れながら、スプーンでグルグル撹拌していきます。(ダマがなくなって、滑らかになったらOKです)
【4】紙コップの中に、そっと【3】のスイス塗料を流し込んでいきます。
【5】【4】の中央に、クリアカップを(こちらもそっと)押し込みます。
【6】【5】を動かさないようにテープで固定します。
【7】2日間乾燥させれば、完成です。
皆さん、真剣に取り組んでいます。好きなパーツは貼り付けられたでしょうか?
さて、次は漆喰“ネリネリ”タイムです。
皆様一心不乱に“グールグルッ” “ネリネリ”
そっと流し込めた、かな!?
うんうん、パパやママにも手伝ってもらって♪
そうそう、それをそーっと押し込めたら成功です♬
完成は2日後のクリスマスに。オリジナルのキャンドルがクリスマスに彩りを添えてくれることでしょう。
続いてこの日は、もうすぐそこまで迫っております、年末の大掃除に向けて、『知っていればお役立ち!!間違いなしのメンテナンス講座』を開いていただきました。
講師は、引き続き高橋さん。
今回は、ご参加いただいた皆様に、こんなオリジナルのリーフレットを配布致しました。
「House Maintenance Book」
お手入れ方法が、写真付きでわかりやすく解説されております。
まずはリボスについて、少しだけ解説を。
“自然塗料のパイオニア”と称される『リボス』は、シックハウスに悩む女性たちによって生まれた世界初の自然塗料です。
口に入れても害のない、オーガニックの亜麻仁オイルをメインにつくられた自然塗料で天然鉱石顔料、成分100%標示、全製品アレルギー対応もこだわりです。
今回は、参加者の中に使用されている方が多い、「床のオイルメンテナンス」をメインに。
それでは早速、お願いしましょう。
Special care 1《床や家具の凹み》
ちょっとした凹みやキズも、実は簡単にお手入れ出来ます。
この、嬉しそうなお子様たちの表情をご覧あれ!
なんと、床の凹みを元通りに戻せる実験、ということで、ハンマーを握り、「木片を思いっきり叩いてご覧下さい」の掛け声に、ワクワクしているNOWです。
ふむふむ、なかなか立派に凹んでおります、してやったり顔のお二人。
そこで登場するのが、簡単なあて布と、救世主のスチームアイロン。お水で濡らした布を凹んだ部分にそっと載せて、アイロンがけ。
さあ、お姉さんがチャレンジ!!
なんと、凹みはほとんど(私の目見ではすっかり)消えて元通りに。参加者の皆様から『オーッ』というどよめきと拍手が沸き起こりました。
完全に木が乾いた後に、サンドペーパー#240 をかけると、より凹みやキズが目立たなくなります。
木材には、蒸気を吸って膨らむ性質があります。こちらは、この特性を有効利用したリペア方法です。
#高橋さんいわく、キズや凹みがついてしまった場合は、できるだけ早い方がより修復しやすい、とのことです。
Special care 2《床や家具の汚れ》
汚れ落とし+オイルケアでしっかりメンテナンス
続いて、汚れ落とし。そうです、というわけで、先ずは何とサインペンや油性マジックで落書き!
お子様の嬉々とした表情にも拍車がかかります。
今回使用するのが、写真手前のトレナ(水10倍希釈)を始めとするケアセット(トレナ、ドライアデン、スポンジ、布)、耐水ペーパー#800
スポンジは、市販の「激落ちくん」と同様の素材ですが、トレナを含ませたスポンジで、マジック部分をこすってみます。
油性マジックは100%、とまではいえませんが、それでもほとんど汚れが落ちました。
お子様の落書きに困っている方、朗報ですね。
ケアセットの布でしっかり拭き取ってから乾燥させます。
仕上げに、ドライアデンを乾いた布に含ませて塗り、耐水ペーパーで磨き上げたら完成です。しっとりの滑らかな手触りになりました。お子様たちも、すっかりお手入れマスターになっておりました。
終了後にコーヒーを飲みながら、参加者のみなさんとお話したのですが、
「お手入れがこんなに簡単に出来るなんて、知らなかった!」
「自宅の床で実験というワケにいかないので、こういった体験は私達大人にとってもすごく勉強になりますよね。」
「今年の大掃除は、子どもたちと一緒に出来そうです。」
などなど、嬉しい声をいただきました。
今回の「ワークショップ」で感じたのは、年齢にかぎらず、大人も子供も“ものづくり”や“お手入れ”って、一緒に楽しく取り組むことが出来るんだなあという実感です。
体に害のない安全な素材だからこそ、参加して頂いた皆様のように、暮らしに関わることのよさを、体験を通して子どもたちに伝えることができるなら、大掃除は家族揃って楽しむイベントになるのではないでしょうか?
因みに、参加したスタッフの作品はこちらです。
⬇空気の抜きが足りなかったのか、隙間が出来てしまっていますが、それもまた手作りのよさ、ということで◎
ということで、「キャンドルホルダーワークショップ」は無事終了致しました。
お越しいただいたみなさま、本当にありがとうございます。
さて、2020年、本年も引き続き、『暮らしをより豊かに楽しむ』ためのワークショップイベント、たくさん開催します。
皆様とお会いできることを楽しみに、どしどし企画しますので、是非奮ってご参加ください。
ワークショップでお会いしましょう!!