「ホームシアターのある暮らし」まとめ
2019.12.24
ホームシアターのある暮らしのシーン
みなさんはホームシアターと聞いて、どのような空間を想像しますか? 映画館さながらの巨大なスクリーンに高性能プロジェクターで映し出された映像を、迫力の7.1chスピーカーが鳴らす音で心ゆくまで楽しむ、そんな贅沢なシーンに憧れている方も多いのではないでしょうか。もちろん、そうした非日常を家の中で楽しむこともホームシアターがあればこその話です。ということで、まずはホームシアターのある暮らしの例をご紹介していきましょう。
リラックスしながら贅沢な非日常体験を
先述した通り、大きなスクリーンに映し出された迫力ある映像は、テレビ画面で見るそれとは大きく異なり、まるで映画館にいるような非日常感を味わうことができます。しかも、明るさや音など自分好みにチューニングして鑑賞することができ、リラックスして自分仕様の映画館を楽しめるのです。お気に入りのチェアに腰掛けて、鑑賞を楽しむのもいいかもしれません。映画館のように他のお客さんに気を遣う必要がないため、仮に鑑賞中に眠気が襲ってきて大きないびきをかいてしまっても、誰にも迷惑をかけることはありません。(一緒に映画を見ている家族は迷惑かもしれませんが……)
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小さな子どもと一緒に映画体験を
最近では、赤ちゃんと一緒に鑑賞できる上映プログラムが展開されるなど、子連れのママ&パパも映画を楽しめる時代になってきました。赤ちゃんが泣いてもお互い様という感覚の方々に好評のようですが、やはり周囲に気を遣ってしまう感情はゼロにはなりづらいかもしれません。自宅にホームシアター環境があれば、周囲に気兼ねなく映画を楽しむことができますし、仮に小さな子どもがトイレに行くために席を立ったり、赤ちゃんが泣いてしまっても一時停止ができるのでストーリーを見逃す心配もありません。また、最近のプロジェクターではスマホやPCとの接続も容易にできるため、撮影した画像や映像をスクリーンに映し出して、子どもと一緒に振り返ってみてもいいかもしれません。
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ホームパーティーの盛り上げ役に
夢のマイホームを建てたら、ぜひ友人や親戚を招いてみてはどうでしょうか? その際、静かに過ごすのももちろんOKですが、せっかくみんなが集まるのであれば何か盛り上がる仕掛けがほしいもの。そんなときにホームシアターは盛り上げ役として活躍してくれるでしょう。映画だけでなく、好きなアーティストのライブ映像、ゲーム機器と接続してみんなでワイワイ楽しむのも◎。ホームパーティーに映像が加わることで、新たな楽しみ方を発見できるかもしれませんね。
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ホームシアターをつくるポイント
ホームシアターにはスクリーンとプロジェクターが必須になります。それに音響システムもあれば、なお本格的な空間になるでしょう。ここではホームシアターをつくる上でポイントとなる点についてご紹介したいと思います。
スクリーンは収納性に優れた吊り下げ型がオススメ
映像を映し出すスクリーンには、スタンド型と吊り下げ型の2タイプがあります。スタンド型は足を広げることで自立するタイプで、スクリーンを好きな位置に移動することができます。例えば「普段は個室で映像を楽しみながら、来客時にはリビングでゲストと一緒に鑑賞したい」という使い方に適しています。その際、組み合わせるプロジェクターもスタンド型の方が使い勝手が良いです。
一方の吊り下げ型のスクリーンは、ワンタッチで展開したり格納することが可能で、取り扱いのしやすさが特長です。使用していない時はロールスクリーンのように天井付近で巻かれて収納され、使用時も自立する足がないためスッキリとしています。空間を広く見せたいという方には、こちらの吊り下げ型がオススメです。ただし、展開と格納操作はストラップを引っ張っておこなうため、スクリーン自体に負荷がかかります。しっかりと下地に対して取り付けられていないと、脱落してケガをする恐れがありますので注意してください。また、リモコン操作で手軽に展開・格納ができる電動タイプの商品もあり、こちらを採用する際には、電源コンセントを近くに計画する必要がありますのでお忘れなく。事前に電源の位置がスクリーンの左右どちらにある商品なのかチェックしておいてください。
スクリーンにあわせてプロジェクターのタイプを選びましょう
基本的にスクリーンとプロジェクターのタイプは共通となることを覚えておいてください。例えば、スタンド型のスクリーンを選択された場合には、持ち運びの機動性を考えて、プロジェクターもスタンド型(置き型)を選ぶと良いでしょう。逆に吊り下げ型のスクリーンには同じく吊り下げ用のブラケットにプロジェクターを固定すると、毎回の角度やピント調整が省けて使い勝手が向上します。この際、プロジェクターを支えるブラケットもしっかりと下地に対して固定することを忘れないでください。なお、あえて天井から吊り下げた棚を設計して、そこにスタンド型(置き型)のプロジェクターを配置することもアイデアの一つ。その棚に再生機器やゲーム機などを置くと周辺機器の収納も網羅できるかもしれません。
もちろんスタンド型のスクリーンに吊り下げ型のプロジェクターで投影したり、吊り下げ型のスクリーンにスタンド型(置き型)のプロジェクターを使用することは問題ありませんが、「機動性にすぐれたスタンド型」「収納性に優れた吊り下げ型」それぞれの良さを半減してしまうことになりますので、あまりオススメできません。
採光がとりづらい部屋をあえてシアタールームに
周囲が建物に取り囲まれていることの多い都心部では、家中どこにいっても明るいという住宅はなかなかありません。むしろ、必ずと言っていいほど暗くなりがちな空間が発生します。しかし「暗い=ネガティブ」という観点から離れてみると、意外にも有効な空間として利用できるのです。そう、ホームシアターは暗ければ暗いほど投影した映像がしっかりと表現されるため、「暗い=ポジティブ」な空間となるのです。明るい映画館が存在しないのと同じで、ホームシアターもまた暗さが必要になります。
もしも、家の中にどうしても暗くなりがちな空間が生まれてしまう場合、いっそ思い切ってシアタールームにしてみるのもいいかもしれません。
メディアの収納計画もお忘れなく!
最近、サブスクリプション型のコンテンツ配信が普及してきて、DVDやブルーレイディスクなどのメディアの販売数が減少してきています。しかし、大好きな映画やアーティストの作品をメディアでコレクションしたい人たちは少なくないはずです。むしろ、データ配信が一般的になった今だからこそ、実体のある「モノ」を所有したいという強い欲求が生まれているのも事実。そんなコレクターのみなさんにオススメしたいのが、造作でつくる収納棚。ケースにピッタリの寸法で設計したり、思い思いのサイズや形状で仕上げることが可能なため、ホームシアターをより気分の上がる空間にするためにも、欠かすことのできない演出となります。