【品川区|9坪】街に愛されるパン屋を営む、店舗併用型3階建て住宅

東京都品川区/S様邸

店舗併用という挑戦的な設計でありながら、 くつろぎも、家事動線も、収納も、全てを凝縮する。 家族を育み、歴史ある店をさらに愛される形へ。 私たちの住まいづくりの知恵が重なって、 9坪の立体的な暮らしが、ひとつのかたちになりました。

2026年
東京都品川区
工法/木造軸組工法
建築面積/31.31 ㎡(約9.47坪)
延床面積/96.38 ㎡(約29.15坪)
敷地面積/41.30 ㎡(約12.49坪)
階数/3階建て(1階店舗+2,3階住居)+屋上
仕様/BELS☆☆☆☆☆・耐震等級3

soi×木目のアクセント。街に愛されるパン屋さんのある佇まい

白い塗り壁「soi」と木目のチャネルを組み合わせ、街に馴染む優しい表情の外観に。1階は地域の皆さまに親しまれるパン屋さんとしてオープン予定。住まう人と訪れる人が自然と笑顔になるような、温かみあふれるファサード(正面デザイン)が完成しました。

歴史を次世代へ。想いに寄り添った店舗付き住宅のリニューアル

1階に構えるのは、地域で長く愛され続けてきた歴史あるパン屋さん。お客様がスムーズにお買い物できる動線の確保や、限られたスペースを最大限に活かす収納など、何度も打ち合わせを重ねてミリ単位で計画。造作でぴったり合うように設計することで、機能性と温かみを両立した、パンの香りが引き立つ空間に仕上がりました。

意匠性と機能が同居する、階段下収納のある玄関

グレーを基調とした静謐な空間に、ゴールドのアクセントが煌めきを添える、高級感あふれる玄関。9坪という限られた面積の中で、いかにゆとりを生むかにこだわりました。収納の課題は、階段下のデッドスペースをフル活用したシューズクロークで解決。表には生活感を出さず、ホテルのような洗練された美しさと機能性を両立させています。

心静まる和モダンのリビング

和の情緒が漂う、落ち着きある空間。来客の多いオーナー様のために、大人数でゆったり囲める掘りごたつを採用しました。実はこの掘りごたつ、テーブルをそのまま床下に収納できる機能的な設計。普段はお子さまの遊び場や大人のストレッチ空間として広々と活用できます。軽量な畳を選んでいるので、女性一人でも力を使わず、シーンに合わせてサッとレイアウトを変えられるのが魅力です。

造作をふんだんに施したダイニング

「使う場所にしまう」を叶えた造作家具で、限られた広さを最大限に活かす機能的なLDK空間。
キッチン直結のダイニングカウンターは、生活感の出やすい小物をすっきりと収納しつつ、調理から食事、ちょっとした作業まで家事動線をコンパクトに凝縮しました。また、リビングには背面の棚と素材感を統一した壁付けのカウンターテーブルを造作。仕事や趣味、お子さまの学習スペースなど、リビングの賑わいを感じながら心地よく過ごせる、オーダーメイドならではの万能な設計です。

開放感あふれるオープンキッチン

以前の住まいの閉塞感を解消するため、あえてフルオープンなキッチンを採用。木目をふんだんに使ったLDKに、マットなブラックのキッチンを合わせることで、空間全体をキリッと引き締め、和モダンな品格を高めました。吊り下げ照明の灯りが黒い天板に映え、料理の時間もドラマチックに演出します。

壁面を整えるスイッチニッチ

インターホンや照明スイッチを一箇所に集約。壁面を凹ませたニッチに収めることで、スイッチ類の出っ張りを解消し、通路をスッキリと見せる工夫を施しました。底面には他の造作家具と合わせた木目のカウンターをあしらい、ディテールにも統一感を。機能が集中する場所だからこそ、あえて美しく整えることで、空間全体のノイズを最小限に抑えています。

各階で表情を変えるトイレ空間

2階は玄関とリンクしたグレーを基調に、照明の陰影がアートのように浮かび上がるシックな空間。3階は背面にヘリンボーン柄をあしらい、木の温もりを感じるナチュラルな装いに。フロアごとにデザインを変えることで、日々の暮らしの中にさりげない変化と楽しみを添えています。

空間を広く見せる階段の工夫

9坪の限られた面積をいかに広く感じさせるか。その答えとして、視線が奥まで抜けるストリップ階段を採用しました。あえて蹴込み板(踏板の間の板)をなくすことで、圧迫感をゼロに。軽やかなデザインは、光や風を通すだけでなく、空間そのものをひとつのアートのように美しく引き立てます。

廊下を活かす造作壁面収納

廊下をフル活用し、防災グッズや生活雑貨を集約。棚板が動かせる可動棚で、2階ランドリーと連携した衣類収納にも最適です。最下段にはお掃除ロボットの基地も確保し、無駄のない収納戦略を叶えました。

可変性と収納力を備えた個室空間

将来のライフスタイル変化を見据えた設計。主寝室は、あえて扉のないオープンクローゼットにロールスクリーンを合わせることで、圧迫感を抑え広々とした空間に。黒のハンガーパイプが、機能性とデザインの引き締め役を担います。

一方、子供部屋は木目の温もりを大切にしたシンプルな空間。本来デッドスペースになる壁面に可動棚を造作し、限られた面積でも抜群の収納力を確保しました。お子様の成長に合わせて使い分けられる、汎用性の高いプライベート空間です。

清潔感と気品が宿る造作洗面

大理石調の洗面ボウルに、煌びやかなゴールドの水栓を合わせたラグジュアリーな空間。造作の木製カウンターを組み合わせることで、高級感の中にも温かみを感じる絶妙なバランスに仕上げました。清潔感あふれる白を基調としながら、ガス衣類乾燥機「乾太くん」を設置して家事効率も追求。日々の身支度が楽しみになる、ホテルのような気品漂うサニタリースペースです。

空を独り占めする開放的な屋上

敷地を最大限に活用し、空へと抜ける開放感を味わえる屋上スペースを設計。周囲の視線を遮る高めの立ち上がり壁により、街中にありながらプライバシーもしっかり確保しました。休日のティータイムや夜風にあたるリラックスタイムなど、暮らしに「ゆとり」と「遊び心」をプラスしてくれる、贅沢なセカンドリビングです。

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