【墨田区|築0年戸建て】建売住宅(新築)を個性的にリノベーション
東京都墨田区/Y様邸
2023年
建物/戸建て(築0年:新築建売住宅)
市区町村/東京都墨田区
施工価格/非公開
施工箇所/全面改装
工期/3か月
延床面積/72.71㎡(21.99坪)
Before
閉鎖的な雰囲気の漂う対面式のキッチンと、簡素な作りのリビングに、どこか物足りなさを覚えていたオーナーご家族。これまで当社の施工事例をたくさんご覧いただいていたこともあり、造作で自分たちらしい暮らしを叶えたいという強いリクエストをお持ちでした。
天井高を活かした小上がり和室のあるリビング
もともと高さのある勾配天井を活かし、リビングスペースには小上がり和室を造作しました。小上がり自体が床から40cm上がっているため、数値的には畳から天井までの高さは低くなるものの、腰を下ろすスタイルとなっているので圧迫感はありません。もちろん畳の下は収納としても活用可能です。また、奥の壁にはアクセントのエコカラットを採用することで、空間全体にメリハリが生まれました。キッチンの裏側は収納棚として活用し、わずかなスペースも無駄にしない設計にこだわっています。
輻射熱の効果で快適な暮らしをサポート
輻射式冷暖房と対流式構成のエアコンを融合させたハイブリッド型の空調システム『エコウィン』を導入。市販のエアコンと組み合わせて使用することで、エアコンの操作性や多機能性はそのままに、輻射式の健康・快適性と省エネ性も享受することができるシステムです。冬場は足元から暖かい輻射暖房感を、夏場は健康的で快適な輻射冷房感を味わえる点が最大の特徴となります。
ゲストの就寝スペースにも早変わりする小上がり和室
リビングに設けた小上がり和室は、ゲストの就寝スペースとしても活用できます。梁に備えたロールスクリーンを下げれば、ワンアクションで目隠しをすることが可能に。畳の下は収納スペースとして活用することができ、手前側は使い勝手に配慮して引き出しを設けました。畳はモダンな印象になるように、フチのない目積畳を採用しています。
スキップフロアで新たな景色が生まれたワークスペース
既存の間取りでは階段の一部だった箇所を、ワークスペースへと変更。リビングと完全に間仕切られていないため、家族と緩やかにつながることのできるレイアウトになっています。また、LDKの床から二段上がることで、暮らしのなかに新たな景色が生まれた点もポイントの一つです。大人がテレワークの空間として利用したり、お子様の学習や読書スペースにも最適。カウンターと組み合わせた造作の収納棚も設け、片付けのしやすさにもこだわりました。ワークスペースの床下は、テレビ側からアクセス可能な引き出し収納になっています。
カラーコーディネートで空間を統一したダイニング
一枚板のテーブルを中心にコーディネートしたダイニングスペース。床材や造作家具など色味を統一することで、空間全体に一体感が生まれました。また、生活動線にも配慮したレイアウトによって、ストレスフリーな暮らしを実現しています。
レイアウトを変えて動線を向上させたキッチンスペース
キッチンはLIXILのノクトをチョイスし、ペニンシュラタイプからL型に変更することで、スペースはそのままに使い勝手を大きく向上させました。もともとキッチンのカウンターだったエリアにはダストボックスが収まる造作棚を設け、小上がり和室との緩やかな仕切りを兼ねた設計に。カップボードもインテリアに合わせたカラーコーディネートで、統一感を意識したプランになっています。
可動棚でジャストフィットを叶えた収納スペース
廊下にレイアウトした収納スペースは、ロールスクリーンの目隠しを備えた設計に。棚板の高さを変えられる仕様になっているため、アイテムのサイズに合わせてジャストフィットした収納を実現します。
省スペースを有効活用したサニタリースペース
リノベーション前は、既成の洗面化粧台によって窮屈なスペースとなっていた洗面脱衣室。造作の洗面化粧台を採用することで、省スペースかつこだわりのデザインを実現することができました。また、洗濯機の上部に配置した「乾太くん」用の架台も当社にて造作し、限られたスペースを有効活用している点も特徴です。トイレは壁の一部をマグネットボードで施工し、壁に貼り付けられる仕様に。
造作ベッドで収納量を確保した子供部屋
子供部屋には壁面収納と床下収納(引き出し)を兼ねた造作のベッドをデザイン。限られた収納スペースで快適性と収納量を確保した設計になっています。ベッドの対面にあたる壁には、有孔ボードと造作ベンチ、クローゼットを備えました。クローゼットの壁紙はお子様の好みに合わせてチョイスしています。
高級感のあるエコカラットで仕上げた寝室
主寝室はTVを掛けた壁にLIXILのエコカラットを施工して、高級感のあるデザインに。調湿や消臭効果のある素材で、快適な暮らしをサポートします。可動棚が特徴のクローゼットは目隠し用のロールスクリーンを備え、スッキリとした見た目を実現しました。
洋室をファミリークローゼットにコンバージョン
もともと洋室として設計されていたスペースは、三面に可動棚が並ぶファミリークローゼットへと用途変更。家族全員分の衣類を一箇所にまとめておくことができます。また、床から天井までつながるフルハイトドアを採用し、姿見となるミラーを備えている点も特徴です。
使い勝手に優れた開放的なエントランス
玄関スペースは「開放感」と「使い勝手」を両立するために、オープンタイプの収納棚と有孔ボードによる壁掛け収納をご提案しました。目隠し用のロールスクリーンを備えているため、ゲストが来た時にも安心の設計です。また、靴の脱ぎ履きをサポートするベンチも造作し、利用シーンをイメージした使い勝手に優れたコーディネートが特徴です。床には柔らかく足触りの良いパイン(松)の無垢材を採用しました。