【東京都北区|15坪】将来分割できる子供部屋をデザインした、子育て夫婦が暮らす北欧風の家。
東京都北区東十条/N様邸
2020年
東京都北区東十条
工法/木造軸組工法
総建築費/非公開
建築面積/36.85㎡(11.16坪)
仕様/低炭素住宅・耐震等級3・BELS☆☆☆☆☆
街の風景に溶け込みながら、さりげなく個性を主張する外観
ライトグレーの塗り壁で仕上げた外観は、世界シェアNo.1を誇るsto社の塗り壁材によるもの。左官職人の技術による美しい仕上げはもちろんのこと、定期的なメンテナンスを必要とする目地を塗りつぶして仕上げることで、お手入れにかかるスパンを大きく延ばせるというメリットがあります。さらに、ハスの葉の撥水作用を再現した塗料を含んでいるため、長きに渡って、新築時の美しさを保つことができます。アクセントには国土交通省の認定を受けた天然木パネルを採用し、スタイリッシュさのなかに木の持つ味わいや温もりをプラスしています。
広さと使いやすさを両立した玄関スペース
家族やゲストを迎え入れるエントランスは、広さと使い勝手にこだわりました。狭小住宅では居住スペースの確保が優先されることが多く、どうしても後回しになりがちな玄関。毎日使うスペースだからこそ、ゆとりのある空間で、快適な使い心地を意識して設計しました。家族全員分の靴を収納できる大容量のシューズクロークや、アウトドアアイテムなどを収められる可動棚を備えました。
階段下を使ったウォークインクローゼット
デッドスペースが生まれないよう、階段下をウォークインクローゼットとして活用。可動棚を備えることで、様々な形状や高さのアイテム収納に対応することが可能に。階段の手すりはタモの集成材を使ったシンプルなデザインに仕上げました。床材は屋久杉を採用。間伐材を利用したエコロジーな床材です。
床下収納を設けたタイルカーペット仕上げの寝室
1階の寝室は収納量確保のため、大容量の床下収納を設計。収納にアクセスしやすいように、床材はタイルカーペットで仕上げました。足触りが良く小さなお子様が遊ぶスペースとしても活用できる空間です。衣類など床下に収めることができないアイテムは、壁に設計したオープン収納へ。開放感を演出するため、天井高を上げている点がポイントです。
デッドスペースを活かした飾り棚
階段の上がり口にデザインした可動式の飾り棚。わずかなスペースも無駄にせず、収納として活用することで、暮らしが豊かになるご提案をしています。大好きな雑貨や本を飾るスペースとして、お使いいただけます。
縦と横で開放的につながる吹き抜けのあるLDK
リビング、ダイニング、キッチンが一望できる間取りによって、それぞれ別のことをしていても、家族同士が緩やかにつながることのできる空間を叶えました。できるだけ、間仕切りとなる壁を配置しないこと、そして上下階のつながりを生み出す吹き抜けを採用したことで、縦と横それぞれが開放的になるよう意識しました。
子どもが喜ぶアクティビティを楽しむ暮らし
コロナ禍でなかなか外出できないストレスは、大人も子どもも同じです。これまで公園で発散していた子どものエネルギーを、家のなかでも解放してあげられるよう、アクティビティを楽しめる仕掛けを随所に散りばめました。吹き抜けを利用したボルダリングウォール、ぶら下がって遊べる雲梯、セーフティーネットを使ったクライミングウォールなど、体全体を使って遊べるスペースを設けることで、家時間がさらに充実したものになります。
造作カップボードのあるキッチンエリア
キッチンの背面にはオープン型のカップボードを設計し、調理家電や食器の収納をはじめ、キッチンまわりの一連の動作をスムーズにおこなえるよう、短い動線をデザイン。棚を隠すロールスクリーンは上に付けると収納アイテムの出し入れに邪魔になってしまう理由から、オーナーのアイデアで、スクリーンを床から引き上げて収納を隠すデザインを採用。キッチンのフロアには、食材や飲料のストックを収納できる大容量の床下収納も備えています。
明るい光が差し込むダイニングスペース
LDKの中心となるダイニングは、外からの自然光がたっぷりと入る明るいスペースに。多目的に使えるカウンターも備え、家族全員が自然と集まる空間を叶えました。
普段はクローゼット、時々ワークスペース
リビングの横にデザインしたウォークインタイプのクローゼットは、電子機器やDVD、書籍、子どものオモチャなど様々なアイテムを収納できるスペースに。子育て世代がスッキリと暮らすために欠かすことのできない空間です。また、可動棚の一部を固定することで、ワークスペースのデスクとして活用することも可能になります。用途に合わせて可変性を持ったクローゼットはいかがですか?
コロナ感染対策にも有効な造作手洗いスペース
タンクレストイレに必須の手洗いスペースは、トイレ以外にもゲスト用の手洗いスペースとしてや、お子さまの手洗い習慣を養う場所としてなど、さまざまなメリットがあります。もちろん、コロナウイルス感染対策にも有効です。
将来、分割できる子ども部屋
子ども部屋は、まだお子さまが小さいうちは一つの広い空間として利用し、それぞれ個室が必要になった際には壁で間仕切ることで、複数の部屋を確保する設計に。そして、巣立っていった後には、再び広い空間に戻すという計画を立てました。現在と未来の家族構成やライフスタイルに意識を傾け、柔軟に対応できるご提案を心がけています。
明るく清潔感のある最上階のサニタリースペース
通常、1階に設けることの多い水回りスペースを、あえて最上階に集約。陽当たりが良く、明るく開放的なエリアで、気持ちの良い時間を過ごすことができます。また、洗濯機からバルコニーまでの動線を短く設計し、家事の負担を軽減できるよう配慮しました。明るく清潔感のある空間が広がります。