【東京都江戸川区|18坪】世帯ごとの心地よさを大切にした、完全分離型二世帯住宅

東京都足立区/I様邸

親世帯と子世帯、それぞれの暮らしを尊重しながら、ほどよい距離感でつながる二世帯住宅。 限られた敷地条件の中で、動線や収納、インテリアに細やかな工夫を重ねることで、世帯ごとに“自分たちらしい暮らし”を叶えました。 世代を越えて心地よく暮らせる、丁寧に設計された住まいです。

2025年
東京都足立区
工法/木造軸組工法
建築面積/62.25㎡ (約18.83坪)
仕様/BELS☆☆☆☆☆・耐震等級3

異素材を組み合わせた、表情豊かな外観デザイン

正面にはSoiのブラック塗り壁を採用し、それ以外の外壁はガルバリウム鋼板で仕上げました。
異なる素材を組み合わせながらも、色味を抑えることで全体に落ち着きのある佇まいに。街並みに自然と馴染みながら、印象に残る外観としています。

世帯ごとに分けた、独立した玄関

玄関ドアは、親世帯と子世帯でそれぞれ異なるデザインを採用。どちらの玄関にも大容量の収納を計画し、親世帯側にはLDKで使用する日用品のストックまで収まるトール収納を多く採用。日常動線を短く、暮らしやすさを高めています。

親世帯の暮らしを支える、使いやすさ重視のリビングダイニング

隣接する洋室と引き戸でつながる間取り。普段は扉を開けてひと続きの空間として使い、来客時には仕切ることで、シーンに応じた使い分けができるよう計画しました。テレビ背面には、木の質感と相性の良いカラーをアクセントとして取り入れ、空間に奥行きと落ち着きをプラス。

リビングとの動線抜群なキッチン

リビングとつながる位置に、ゆとりのあるキッチンを設けました。ゲストやお孫さまが訪れた際にも、無理なく料理を振る舞える広さを確保しています。天窓からやわらかな光が差し込み、日中は手元まで明るく。安心して調理ができる、使い勝手と心地よさを両立したキッチンです。

収納力を重視した洗面脱衣室

限られたスペースの中でも、収納量をしっかり確保した洗面脱衣室。身支度や洗濯など、日常の動作がスムーズに行えるよう、配置や寸法に配慮しました。

家族が集う子世帯のダイニング

ダイニングテーブルは造作で製作し、天板には床材と色味を合わせたメラミン材を選定しました。脚部はアイアンの既製品を組み合わせ、軽やかな印象に。キッチンとのバランスを考え、大きめの一灯ペンダントを採用し、空間に心地よいリズムを生んでいます。

使いやすさに配慮した、ゆとりあるキッチン

大人二人が並んで立って料理をしても、窮屈さを感じにくいゆとりのあるキッチン。食洗機を取り入れ、家事の効率にも配慮。背面には大容量の収納スペースを設け、調理道具や食材をすっきりと収められるよう計画しました。

暮らしを支える、キッチン奥の大容量収納

キッチンの先には、パントリーとしても使える大容量の収納スペースを計画しました。食品や日用品のストックに加え、お子様の学習用具もまとめて収納できる構成としています。生活感が出やすいものを一か所に集約することで、キッチンまわりをすっきりと保ち、日々の家事をスムーズに支えます。

自然と会話が生まれる対面カウンター

お子様が寝た後には、ご夫婦でゆっくり晩酌を楽しめるよう、また友人が訪れた際には、対面で会話が弾むように、キッチンの向かい側に造作カウンターを設けました。料理をしながら自然と人が集い、日常にも来客時にも使いやすい、暮らしに寄り添った設えです。

家族の時間に寄り添う、くつろぎのリビング

ダイニングのすぐ隣にリビングを配置し、食後のくつろぎやお子様の遊び場として幅広く使える空間に。2階はチークの床材を基調にミッドセンチュリーテイストでまとめ、ヌックには濃いアクセントを加えました。団らんと集中、どちらも自然に切り替えられる設計です。

くつろぎと収納を兼ねた、小上がり和室

リビングの一角に、小上がりの和室を設けました。大人数で集まる際にも困らないよう、備え付けのテーブルを用意。使わないときは小上がりの下にしまえるため、空間を広く使えます。吹き抜けからやわらかな光がたっぷりと入り、開放感と心地よさを感じられる場所となりました。

くつろぎと仕事を両立する、ヌックスペース

奥様のくつろぎとテレワークのために設けたヌック。アクセントに選んだブルーのクロスは、ラメが入っており、照明の光で表情が変わります。背面の本棚には、プリンターを引き出して使えるレール付き棚板を設計し、機能性も確保しました。

造作と既製品を組み合わせた、洗面脱衣室

洗面脱衣室には、スマートサニタリーと造作を組み合わせ、空間を無駄なく活用。来客時にはロールスクリーンで収納を隠せる設計としました。乾太くんの架台には壁付けの可動棚を採用し、掃除のしやすさにも配慮しています。

家族の気配がつながる、3階の廊下設計

3階にはご夫婦の寝室と、それぞれのお子様の個室を配置しました。廊下の先には収納スペースを設け、作品を飾ったり、日用品のストック収納として活用可能です。さらに3階にもトイレを設け、上下階の移動を減らした設計に。個室を確保しながらも、家族のつながりを感じられる3階フロアとなっています。

将来を見据えた、3階の個室計画

3階には主寝室と将来のお子様部屋を配置。床材は明るくやさしい色味を選び、家具選びの幅を持たせました。主寝室にはWICを設け、ご夫婦で使い分けできる収納計画をご提案。成長や暮らしの変化に寄り添う間取りとしています。

視線を遮り、開放感を楽しむバルコニー

外からの視線を遮る高さの壁を設けたバルコニーは、プライバシーに配慮した設計。正面には外壁材と同じベベルサイディングを採用しました。リビングと段差なくつなげ、吹き抜け側の窓位置にもこだわることで、空を感じられる空間としています。

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