【東京都荒川区|15坪】大通り沿いに面したガレージと吹き抜けのある3階建て住宅
東京都荒川区/M様邸
2023年
東京都荒川区
工法/木造軸組工法
総建築費/非公開
建築面積/40.84㎡(12.35坪)
仕様/耐火建築物・BELS☆☆☆☆☆・耐震等級3
シンプルかつ印象的に仕上げた外観デザイン
外壁はメンテナンス性と意匠性に優れた塗り壁材「soi(ソーイ)」で仕上げました。目地のないスッキリとしたデザインと、アクセントの天然木パネルの組み合わせによって、シンプルながら印象的な外観を実現しています。また、大通りに面している立地を考慮して、窓はできるだけ少なく配置してプライバシー確保をしている点も特徴です。
大型SUVやアウトドアアイテムをしっかり収められるビルトインガレージ
限られた敷地のなかで、大型のSUVを収められるビルトインガレージを設計。車の乗り降りも考慮した壁のデザインとなっています。また、デッドスペースになりがちな上部の空間は収納としてご提案し、アウトドアアイテムなどを保管できるスペースとして活用。
視覚的な抜け感を意識したゆとりある玄関スペース
玄関ドアを開けると、そこにはゆとりあるエントランススペースが広がります。できるだけ間仕切りを省き、抜け感のある階段を採用するなど、視覚的に広がりが感じられる工夫を随所に散りばめています。ただ広さを追求するだけでなく、シューズクローゼットやカウンター、ペット用の水洗スペースなど実用性にも配慮した空間設計となっている点もポイントです。
わずかなデッドスペースも見逃さない引き出し収納
玄関框(かまち)と小上がり和室の下は引き出し収納としてデザイン。わずかなデッドスペースも見逃さずに有効活用するアイデアは、狭小住宅の設計には欠かすことができません。3つの引き出しに分かれているため、収納するアイテムなどカテゴリーごとに整理して使うことができます。
ワークスペースや客間としても活用できる小上がり和室
玄関横に設けた小上がり和室は、床から天井までひと繋がりのフルハイトドアで間仕切間仕切ることのできるスペースです。ワークスペースやゲストルームなど、さまざまな用途に対応する空間です。畳の下は収納として設計しているほか、一部を掘りごたつとしても活用できるデザインになっています。
モノトーンで統一した落ち着いた印象のサニタリースペース
サニタリースペースは床や収納の面材、アクセサリ等をモノトーンで統一し、落ち着いた印象に仕上げました。造作の洗面カウンターや収納棚、鏡の裏の収納スペースなど、オーダーメイドでつくることによって壁や天井に対してピッタリと収まり、最適化された空間を実現しています。
吹き抜けからの光が心地よいダイニングスペース
暮らしの中心に位置するダイニングスペースは、上部に吹き抜けを設けることによって自然光がたっぷりと降り注ぐ明るい空間に。また上部が抜けていることで、限られたスペースのなかでも開放的な感覚を味わうことができる設計となっています。壁に配置した窓も周囲の建物からの視線が入りづらいよう配慮し、外から見た時も外観デザインを崩さないように設計しました。
ハイエンドキッチンにふさわしい空間づくり
キッチンはLIXILのハイエンドモデル「RICHELLE(リシェル)SI」をセレクト。焼きものならではの味わい深い表情に加え、傷や熱に強くお手入れもしやすいセラミックトップを天板に採用し、意匠性と機能性を両立したモデルとなっています。そんな優れたデザインイメージに合わせて、床や照明をコーディネートしたキッチンスペースは、奥様こだわりの空間となっています。キッチン背面には調理家電やお皿などを収納できる大容量のストレージを造作。普段は扉で隠すことができ、いつでもスッキリとしたキッチンスペースを保つことができます。
家族みんなで共有できるワークカウンター
奥様が家事の合間にホッと一息つけるカウンタースペースをキッチンの近くに造作しました。収納棚を設けているため、散らかりがちな書類や本などを収めておくことができます。また、ご主人のワークスペースやお子さまの自習スペースとしても活用することができ、奥様がキッチンで調理をしながら家族を近くで見守ることのできる心地よい距離感もイメージして設計しました。
可動式TVボードを備えたリビングスペース
インナーバルコニーに面したリビングスペースは、可動式の壁掛けTVボードを備えている点が特徴です。ボードの背面が収納になっているため、AV機器やWi-Fiルーター、ロボット掃除機等を収納しておくことができます。普段はボードを閉じておくことでスッキリとしたインテリアとなるよう設計しました。床材は足触りの良いトドマツの無垢材をセレクトしています。
視線を気にせず外空間を味わえるインナーバルコニー
リビングの掃き出し窓を開けると、そこにはインナーバルコニーが広がります。都会のなかにいながら、周囲の視線を気にせずに家族だけの外空間を味わうことのできるスペースとなっています。床には優れた耐久性を誇るイペ材を使ったウッドデッキ、軒にはレッドシダーの天然木パネルを採用し、本物の木が持つ温もりを感じられるデザインに。
短い生活動線と明るい空間が特徴の3階廊下スペース
階段と吹き抜けに挟まれた3階の渡り廊下は、開放的で明るい空間となっている点が特徴です。サニタリースペースとは別に、もう一つ洗面スペースを設けることで、朝の身支度などの渋滞を回避できるほか、3階だけで完結できる短い動線をデザインしました。こちらもモノトーンのカラーコーディネートを意識し、落ち着いた印象に仕上げています。
落ち着いた印象のカラーリングに仕上げた主寝室
2階と同じくトドマツの無垢材を使った床が印象的なマスターベッドルーム。アクセントクロスやウィンドウトリートメントを落ち着いたダークブラウン系のカラーリングにすることで、快眠を促す空間として設計。また、クローゼットドアや扉には床から天井まで繋がるフルハイトドアを採用し、空間を広く見せる工夫をしています。
7畳を2つに間仕切って、それぞれ4.5畳の床面積を確保した子ども部屋
7畳の空間に2つの子ども部屋をつくるために、ベッドと床下収納をそれぞれのスペースに段違いで設計しました。このデザインによって、各部屋にそれぞれ4.5畳分ずつの床面積を確保することが可能に。高さを工夫することで、コンパクトでも快適な空間を生み出せる好例です。