【千葉県市川市|19坪】二人暮らし夫婦がネコと暮らす、吹き抜けと小上がりのある3階建ての家。

千葉県市川市/N様邸

築55年の実家を、高性能なZEH(ゼロエネルギー住宅)へと建て替えるプロジェクト。家族の一員でもある愛猫にとっても、快適で心地よいエコロジーな暮らしを実現しました。

2023年
千葉県市川市
工法/木造軸組工法
総建築費/非公開
建築面積/37.26㎡(11.29坪)
仕様/HEAT20 G2・低炭素住宅・BELS☆☆☆☆☆・耐震等級3

周囲の街並みにマッチした落ち着きのある外観デザイン

オーナーご夫婦のリクエストを受けて、ライトブラウンとホワイトのツートンカラーで仕上げた外観。目地のない塗り壁仕上げにすることで、メンテナンス性に優れ、ランニングコストを抑えた仕様になっています。また、壁の一部と軒裏にはアクセントとなる天然木パネルを採用し、落ち着いた雰囲気と味わいを楽しめるデザインに。玄関が通りに面しているため、目隠しを兼ねた縦格子を設置しました。外観からは分かりませんが屋根には太陽光パネルを搭載しており、ZEH(ゼロエネルギー住宅)として環境への配慮も忘れていません。

シューズクロゼットを備えたゆとりある玄関スペース

およそ3.5畳の広々とした玄関スペースは、ウォークインタイプのシューズクローゼットを備えている点が特徴です。クローゼット内の棚板は、高さを自由に変更することができるため、様々なサイズのアイテムを無駄なく収納できるというメリットがあります。また、来客時にはロールスクリーンでクローゼットを隠すこともできるなど、様々な暮らしのシチュエーションを想定したご提案となっています。

愛猫も安心して出入りができる主寝室

落ち着いた色味のコーディネートで、快眠を実現する主寝室。床や壁、天井、ドアなどに木目のデザインを採り入れ、間接照明を採用することで、リラックスして睡眠できる設計となっています。また、愛猫も安心して部屋の出入りができるように、フラップを備えたペットドアをセレクトしました。隣りの部屋には家族全員の衣類を収納できるWIC(ウォークインクローゼット)を設計し、各部屋の収納を減らすことで居住スペースを拡大する工夫をしています。

家事動線を最適化したサニタリースペース

バルコニーに面したサニタリースペースは、洗濯をはじめとする家事動線が短くなるよう設計しました。また、部屋干し用のハンガーパイプなどを備えているため、洗濯物を干す際にも効率的で作業がはかどります。洗面台やキッチンのシンクでは洗うことを躊躇うアイテムなども、気兼ねなく洗えるスロップシンクを採用し、洗濯におけるあらゆるストレスを解消したデザインとなっています。

家具のようなキッチンで料理をさらに楽しく!

システムキッチンはGRAFTEKT(グラフテクト)のペニンシュラタイプをチョイス。深い味わいを持った北欧家具のようなテクスチャーが特徴のノッティナチュラルは、オーナーご夫婦が一目惚れしたカラーでした。多くの欧州トップメーカーが扱う、キッチンに最適な高性能メラミン素材を、扉とワークトップに採用し、表現力豊かなテクスチャーや豊富なカラーバリエーションで様々なコーディネートを楽しめるキッチンです。また、キズ、摩耗、汚れ、水、衝撃に強く、お手入れしやすいという特徴もあります。キッチンにあわせて、背面のカップボードや天井も同色系でコーディネートし、統一感を演出しています。気分も上がるキッチンスペースで、料理がさらに楽しくなること、間違いなし。

簡単に「見せる」「隠す」の切り替えが可能なパントリー代わりの収納スペース

キッチンの近くに備えたパントリー代わりとなる収納スペースは、調理家電や食材ストック、食器類などを収納しておくことができます。様々なアイテムが混在するスペースになるため、吊り戸を閉じれば中を隠すことができ、スッキリとした印象に早変わりする仕様に。収納棚はクローゼットと同様に、収納するアイテムに応じて任意の高さに調整することが可能です。収納の横は、お仏壇スペースとして空間に無駄のないよう造作しました。

吹き抜けから心地よい光が降り注ぐ、明るいダイニングエリア

3階の窓から採り入れた自然光を、吹き抜けを通じてダイニングエリアに導く設計となっています。日中はほとんど照明いらずの明るい空間を実現し、光熱費の削減にもつながります。床材はオークの無垢材をセレクトし、北欧風のインテリアを意識したコーディネートとなっています。

小上がり和室でスッキリとしたリビングを実現

床から40cmの高さに設計した小上がり和室のリビングスペースは、腰を落ち着けてリラックスできる空間づくりを目指しました。フチのない目積畳(めせきたたみ)によってモダンでスッキリとした印象に仕上げている点が特徴です。畳の下はすべて収納として活用することができ、狭小住宅で課題となりがちな収納問題もしっかりとクリアしています。

小上がり和室の使い方を拡張する「掘りごたつ」

造作の小上がり和室は「掘りごたつ」にも変化できるよう設計しています。ご友人やご親戚などゲストが多数集まる際や、テレワークなどで活躍するスペースとなります。普段、掘りごたつとして利用しない時は、テーブルの天板や脚は畳の下に収納することができます。

家族やペットとつながり、開放感と明るさを実現できる吹き抜けスペース

2階と3階をつなぐ吹き抜けスペース。ダイニングに心地よい光を届けてくれる役割だけでなく、それぞれ別のフロアにいても家族や愛猫と緩やかにつながることができる特別な空間です。オーナー様曰く、3階廊下から2階を見下ろしている猫ちゃんの様子を眺めることが毎日の楽しみだとか。3階廊下の腰壁を抜け感のあるアイアンの格子で仕上げることで、より開放感と明るさを感じられる空間になりました。

バルコニーからの光で明るい空間を叶えた洋室

3階に設けた2つの洋室は、バルコニーからの光がたっぷりと入る明るい空間となっています。クローゼットはそれぞれの部屋でオープン型とクローズド型に分け、各部屋を使用する家族の好みにあわせてチョイスできる仕様になっています。室内ドアは床から天井までつながるカミヤのフルハイトドアを採用し、開放感に満ちた空間デザインに。また、コの字型につながるバルコニーは、メンテナンスフリーの金属防水仕上げとなっており安心です。

【ROOM TOUR】二人暮らし50代夫婦のコンパクトZEH|猫と暮らす11坪・3階建ての狭小住宅

YOUTUBEアプリを利用しVRヘッドセット(スマートフォン再生)を利用したり、フリック操作をしていただくことで、住宅を360°ご覧いただけます。

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