【東京都葛飾区|16坪】吹き抜けと小上がり和室のある、親子世帯がリビングでつながる二世帯住宅。

東京都葛飾区水元/E様邸

コンパクトでも住み心地の良い二世帯住宅を求めて土地探しをおこなっていたオーナーご家族。前面道路を挟んだ向かいにスーパーマーケットやドラッグストアが並ぶ、敷地16坪の角地を見つけ、環境にやさしいZEH(ゼロエネルギー住宅)を叶えました。

2021年
東京都葛飾区水元
工法/木造軸組工法
総建築費/非公開
建築面積/37.88㎡(11.47坪)
仕様/耐震等級3・HEAT20 G2・ZEH・低炭素住宅・BELS☆☆☆☆☆

デザイン性、断熱性、メンテナンス性に配慮した外観

公道と私道の二方向に接する角地に、落ち着いたライトブラウンが印象的な外観の建物をデザイン。外壁は劣化の原因となる目地を露出させない塗り壁工法で仕上げ、見た目だけでなくメンテナンス性にも配慮した設計に。また、火災に強い天然木パネルをアクセントに採用し、個性を演出しています。人通りの多い通りに面していることから、窓はできるだけ小さなサイズとし、家の中の様子がわかりづらい配置を心がけました。外壁下地は優れた断熱性を発揮するEPS(ビーズ法ポリスチレンフォーム)にすることで、快適性も担保しています。ご高齢のご家族のためにアプローチにスロープを設計し、使い勝手にもこだわった点がポイントです。

大容量の収納を備えたゆとりのある玄関スペース

使いやすさに配慮した玄関スペースは広々とした空間が特徴です。造作のシューズボックスは床から浮かせたデザインにすることで圧迫感を軽減し、より空間を広く感じられる設計になっています。また、ボックス下には間接照明を備え、夜間の帰宅時など柔らかい光が家族の帰りを出迎えてくれます。壁にはコートやジャケットを掛けられるハンガーラックや、手洗いスペースなどを設け、ウイルスや菌を居住空間に持ち込ませない工夫も。

デッドスペースを活かした階段下収納

玄関の一角に設けた収納は、2階に上がる階段下のデッドスペースを活かした空間です。奥行きがあるため、長尺アイテムを収めることができる上、内部に独立した照明を備えているので暗くなりがちな収納内にアクセスしやすい設計となっています。

落ち着いた雰囲気が特徴の小上がり和室

親世帯の寝室兼居住スペースとなる1階和室。小上がりの仕様になっているため、畳の下を収納として活用できる設計となっています。その他にも押し入れとクローゼットを備え、布団や衣類などを収納できる十分なスペースを確保しました。和室の雰囲気にあわせ、壁や天井のクロスも落ち着いた色味にコーディネートし、くつろぎの空間を実現しています。

家族同士が自然とつながる明るいLDK

2階のLDKはキッチン、ダイニング、リビング各エリアがシームレスにつながり、どこにいても家族の気配がお互いに感じられる空間として設計しました。天窓や吹き抜け、ハイサイドライトを効果的に配置することで、外部からの視線をシャットアウトしながら明るい空間を実現。床にはオークの無垢材を採用し、ナチュラルな雰囲気のなかに上品な洗練さが漂うスペースとなっています。

スッキリとした仕上がりが印象的なオリジナルTVボード

レッドシダーの羽目板で仕上げた造作テレビボード。床から浮かせたデザインで抜け感のある設計になっています。また、ボードの上下には横長の窓を配置して自然光を室内に採り込めるように工夫しました。テレビやAV機器の配線は壁内を通し、スッキリとした仕上がりになるよう意識しています。

用途にあわせて可変する小上がりスペース

普段はフラットな畳スペースとして腰を下ろしたり、寝転がったりできる小上がりは、畳を支えている内蓋を天板としたテーブルへと早変わりさせることができ、シーンに応じて掘り炬燵(ごたつ)として使うことも可能です。もちろん畳の下はすべて収納として活用することもできます。

小上がりと組み合わせた多目的カウンター

小上がりに腰掛けるとちょうど良い高さになる造作カウンターは、家族全員で利用できる多目的スペース。例えば仕事や勉強をするためのスタディスペースとして、時間を忘れて読書や趣味に没頭するワークスペースとして、さまざま用途に対応できる点が魅力です。PCやミシンを置ける十分な奥行きを備えています。

オリジナルカップボードで空間を最適化したキッチンエリア

対面式のキッチンスペースには、調理家電や食器を収納するためのオリジナルカップボードを造作。空間に対して隙間なくピッタリと収められること、地震発生時に家具自体が倒れてこないことなど、造り付け家具ならではのメリットに加え、床材をはじめとするインテリアにマッチした素材や色味でコーディネートできる点が既製品に対して優れています。

床下に備えた蔵収納

キッチン付近の床下には食材ストックなどを収められる蔵収納を造作。車庫の天井高を下げることで2階の床との間に生まれたスペースに対して、アクセス用の開口を設けることで、ハッチタイプの蔵収納として活用することができます。内部は天井高こそ低いものの、横に広がる空間にゆとりがあるため大容量の収納として活躍します。また、配管のメンテナンススペースとしての役割も兼ね備えています。

グレーと木目でスタイリッシュに仕上げたサニタリースペース

スタイリッシュなグレーと温かみのある木目を組み合わせたサニタリースペース。シンプルなデザインに仕上げた造作の洗面台と、タオル等をしまっておける収納とニッチスペースを設計した空間です。洗面スペースにあわせてトイレもシンプルかつスタイリッシュに仕上げました。

機能的で明るい空間を実現した階段スペース

吹き抜けを通じて上階からの光を採り入れた階段スペース。柱の一部を組み合わせて小物を置けるカウンターを造作しました。また、壁はマグネットボードで施工しているため、大切な書類や好きなポスターなどを飾っておけるスペースにも。

光と家族の気配をつなぐ吹き抜け

階段を囲むように設計した吹き抜けスペースは、上階の光を階下に届ける重要な役割を担います。また、上下階を緩やかにつなぎ、家族それぞれの気配を感じ合えるというメリットが吹き抜けにはあります。

テレワークがはかどる広々ワークスペース

ご自宅でお仕事をされることの多いご主人がどうしても叶えたかったテレワークスペース。大容量の本棚とカウンターの正面に備えた有孔ボードによってスッキリとした空間を実現しました。カウンターの横幅は3m超あるので、お子様と一緒に勉強や読書を楽しむなど、さまざま使い方ができそうです。

オープンタイプの収納でスッキリとみせる主寝室

ワークスペースにつながる主寝室はオープンタイプの収納を備えた空間となっています。収納アイテムのサイズによって棚板やハンガーパイプを任意の高さに変更することができる点と、棚板を支えるブラケットが壁に直付けできるためスッキリとした収まりになる点がポイントです。アクセントクロスには深いネイビーをセレクトし、落ち着いた空間にデザインしました。

シンプルに仕上げた子供部屋

ワークスペースの壁で挟んだ隣りの部屋には子ども部屋を設計。幾何学模様が入ったネイビーの壁紙をアクセントに奥行き感のあるレイアウトが特徴です。こちらもオープンタイプのミニマルな収納を採用し、空間全体がスッキリとした印象に仕上がるようにデザインしました。

光を室内に導くバルコニー

南側に配置した陽当たりの良いバルコニーは、洗濯物がよく乾くスペースです。また、コンセントや水栓も備えているため、天窓や排水溝の掃除も簡単におこなうことができます。こちらのバルコニーから採り入れた光は、吹き抜けや天窓を通じて階下に送られるなど、明るいLDKを叶える一翼を担っています。

【お客様インタビュー#1】16坪で叶えた、吹き抜けと蔵のある3階建てガレージハウス|東京|3LDK|4人家族

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