こんにちは、工藤です。今年の冬は、本当に暖かい日が多かったですね。暖冬であっても変わることな、く冬の朝は布団から出るのがツラいです。我が家はRC造賃貸マンション１階暮らしなのですが、窓や足もとからくるヒヤーっとした寒さに毎年悩みます。賃貸ではインプラスなどの後付けの内窓をつけるわけにもいかないので、カーテンとホットカーペット、オイルヒーターを使用して暖をとっています。
しかし、夏に比べて電気代は２倍もかかっていて、経済面で悩ましいです。実家の青森は、石油ストーブが一般的で、ストーブの前で飼い猫と一緒にぬくぬくする独特の暖まり方も好きなのですが、こちらも賃貸では実現できないどかしさを感じています。最近では全館空調という家全体の空調を一括して管理するシステムがあるのをご存知でしょうか？ 床下を暖房し、窓際にも空調の吹き出し口を設けて、窓際の寒さや結露を防いで温熱環境を補う工法がいくつかありますが、家づくりのなかでは、窓の性能選びが大きく快適さに影響するので、しっかりと考えて選択することが望ましいですね。
近年、住宅の断熱性能には「HEAT20」という指標が、一般的になりつつあります。HEAT20とは、長期的な視点に立って、住宅における省エネルギー化をはかるため、断熱などの建築的な技術に着目し、住宅の熱的シェルターの高性能化と、居住者の健康維持と快適性向上のための先進的技術開発、評価手法、そして断熱化された住宅の普及啓蒙を目的とした団体です。わたしたちアースでは、そのG1・G2に適合する性能を積極的に採用して家づくりをしています。お引渡しをさせていただいたオーナー様のご自宅を訪れた際、我が家のようなヒヤーっとした寒さをまったく感じることがない居住空間を体感するたび、羨ましく思える今日この頃です。
