HYGGE(ヒュッゲ)

突然ですが、HYGGE(ヒュッゲ)という言葉を聞いたことがありますか?

これは、デンマークの言葉で、「人と人とのふれあいから生じる温かく居心地の良い雰囲気」を指しています。なお、デンマークは世界幸福度ランキング2019で2位にランクインする素敵な国で、毎年上位にいます。ちなみに日本は58位。先進国の中では最下位らしいです……。GDPは37位で、人口は約58万人弱(兵庫県と同じくらい)。国土は九州の1.2倍ぐらいの広さで、人口密度が低いため、日本とは真逆の環境です。

そんなデンマークですが、日本でも3年ほど前から、ヒュッゲがブームになっています。建築業界の中でもデンマークの暮らしを、そのままデザインしているところも見受けられます。ヒュッゲとは「個々が感じる幸せの在り方」と言ったら良いでしょうか。『ヒュッゲする』という動詞も生まれています。

デンマークの人たちは朝7時から夕方4時まで働き、残業はしません。仕事よりも家族、友人たちと過ごす時間を大切にしているそうです。“よく働き、よく休む”という考え方なのでしょう。それでいて、なんと一人当たりの年収は日本よりも高いといいます(すぐにでも移住を考えたくなるような、環境ですね!! もちろんデンマーク語は話せませんが……)。年収の約半分を税金として納め、消費税率は驚きの25%!! そんな環境でも幸福度が高いという事実にはどんな秘密があるのでしょうか。

そのヒントの一つとして、デンマークの人はよくホームパーティーをするようで「おもてなす」というよりも、みんなでワイワイ楽しく過ごすことを大切にしています。「無理をしない、見栄を張らない」という関係性が前提にあるので、ゲストが来る前に家の片づけや、料理の下ごしらえ、掃除をして出迎えるのではなく、みんなで集まって料理をしながら、その過程も楽しむそうです。

また、家で過ごす時間が長いため、イスには強いこだわりがあり、自分に合ったものを吟味して選びます。デンマーク産として有名なカールハンセンやアイラーセンは、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。物を大切にする文化から、イスも代々受け継いでいくそうです。「物を大切にする」ということは「余計なものは持たず、本当に必要なものを購入している」ため、家のなかはスッキリとしていて、部屋が広く感じられる効果がありそうです。そして、暮らしのなかに「火」がある点も見逃せない特徴です。ろうそくに火をともし、それを眺めながら過ごすことも多いとか。

さらに、家の中で小さな幸せをみつけて、暮らすことが得意。一日の中で起きた小さな幸せを3つメモして、幸せへの関心を高めているひとも多いとか。そんな考え方を取り入れ、わたしたちアースもヒュッゲを融合した暮らしをご提案したいと考えています。快適で安全かつ、家にいて変化が感じられる空間をご提案できたら良いなと模索しているところです。

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