【東京都江戸川区|27坪】親子世帯が心地よく暮らせる、生活動線にこだわった屋上付き二世帯住宅。

東京都江戸川区北葛西/T様邸

厳しい建築条件のなかで、親世帯・子世帯がお互いの生活を尊重しあいながら心地よく暮らせる二世帯住宅をデザインしました。

2021年
東京都江戸川区北葛西
工法/木造軸組工法
総建築費/3,110万円(税抜)
建築面積/43.26㎡(13.10坪)
仕様/長期優良住宅・耐震等級3・二世帯住宅

時の流れに左右されないタイムレスでシンプルな外観デザイン

周囲の環境に配慮しながら、しっかりと個性も両立したシンプルかつタイムレスなデザインの外観。目地を露出させない美しい塗り壁仕上げに、レッドシダーの天然木パネルを組み合わせ、エイジングも楽しめる素材選びにこだわりました。ダークグレーの外壁カラーにあわせて、玄関ドアや門柱なども落ち着いた色味で統一しています。

世代を超えて家族がつながるダイニングエリア

玄関を通ってすぐに家族を出迎えるダイニングは、大勢が一堂に会することができる、ゆとりあるスペースが特長です。1階にもたっぷりと自然光が落ちるよう、吹き抜けを設け、上からの採光を確保しました。また、外観同様、インテリアも落ち着いた雰囲気のカラーリングで統一し、上質な空間づくりを意識しました。床はオークの無垢材(春風ペッパー塗装)を採用しています。造作のテレビボードは、ダイニングテーブルやキッチンからの視認性を高めるため、あえて斜めにデザイン。テレビの背面はLIXILエコカラットで仕上げ、こちらも上質な雰囲気に。ダイニングテーブルはキッチンと同じくGRAFTEKTのEVALTシリーズを採用。

まるで家具のような存在感を醸し出すメラミンキッチン

キッチンはGRAFTEKTのペニンシュラタイプを採用。落ち着いた印象のベトングレーカラーは、背面のバックセットと色味を統一することで、空間全体にまとまりが生まれました。ワークトップのメラミン素材は、汚れや熱に強く、キズがつきにくいというメリットがあります。何より、家具のような存在感が日々の暮らしのなかで気分を上げてくれる大切な役割を果たしてくれます。カップボードの上部にはコーブ照明を計画し、ダイニングキッチン全体が明るくなるよう設計しました。

造作家具で無駄のない収納計画を

窓の周囲に棚を設けたり、観音開きの収納棚やベンチのなかをストレージにするなど、収納として使えるスペースを無駄なく活用。限られたスペースにジャストサイズでピッタリ収まる収納は、造作家具ならでは。インテリアのトーンマナーを崩さないよう着色することで、空間全体の統一感にも配慮しました。

間仕切りで家族との距離をコントロールした親世帯の寝室

小上がり和室を設けた親世帯の寝室エリア。ダイニングとの間に引き込みタイプの間仕切りを設けることで、普段は開放的に過ごしながら、就寝時はすぐに個室へと切り替えることができる仕様に。個室になっても、お仏壇スペースやワークカンター、クローゼットは使うことができ、生活をする上で必要十分な機能の確保にこだわりました。壁の一部を格子にすることで、適度な目隠しと抜け感を両立させています。

機能的で家事ラクに特化したサニタリースペース

一日の疲れを癒すバスルームはLIXILの最高峰システムバスシリーズのSPAGE(スパージュ)をチョイス。ホテルで味わうようなリラックスしたシャワータイムを叶えるオーバーヘッドシャワーを備え、日常のなかに贅沢な時間が生まれました。また、洗面脱衣室にはガス衣類乾燥機「乾太くん」を採用することで、家事ラクにもこだわりました。壁の一部はタオルなどが収納できるスペースとして造作し、こちらも無駄のない収納計画を。

吊り階段で開放的な暮らしを

2階に続く階段は、アイアンで吊ることによって、壁のないスッキリとしたデザインに。蹴込みも省くことで、視線が奥に抜けて広く見える効果があります。暗くなりがちな階段スペースに「違い」をつくった、当社オリジナルデザインです。

子どもの成長にあわせて変化する洋室

子ども部屋は、当面の間は1つの広い空間として利用し、将来的には2つの個室に分割できるよう、あらかじめ設計しています。エアコンやテレビのコンセントなど2つずつ備えることで、間仕切りを立てるだけで簡単に2つの部屋が生まれるように工夫しました。

親世帯に配慮した子世帯専用セカンドキッチン

二世帯住宅が抱えるおもな課題の一つが、生活時間帯の違い。親世帯が就寝後に1階のキッチンやダイニングを使うと、眠りを妨げてしまったり、お互いに気を遣うシーンが増えてしまいます。そこで、2階に子世帯専用のセカンドキッチンを設計することで、簡易的な調理や食器洗いも可能に。生活時間帯の違う二世帯が、それぞれ気兼ねなく暮らすために役立つスペースです。天窓から採光を確保しているため、日中は照明を使わなくても生活できる点もポイントです。

大人も子どもも嬉しいロフトスペース

子ども部屋の上に設計したロフトスペース。容積率にカウントされない空間として、厳しい建築条件のなかでその効果を発揮します。腰を下ろしたり、昼寝ができるベンチや、たくさんの本を収められる書棚を造作し、大人も子どもも日常使いできるほど魅力的なスペースになりました。ベンチの座面や床には贅沢に無垢材を使用しています。

大胆な壁紙で彩るパーソナルスペース

落ち着いたカラーリングで仕上げた居住スペースとは対照的に、大胆な壁紙を採用したトイレエリア。一面をアクセントクロスで仕上げることで、うるさくなり過ぎず、かつ個性的なパーソナルスペースが生まれました。壁の一部にニッチや、背面に収納棚を造作することで、コンパクトな空間ながら、使い勝手の良いスペースとしてデザインしています。

ホテルの一室のような高級感に満ちたベッドルーム

床から天井までつながるハイドアや、テレビボード背面のエコカラットなど、随所に高級感と落ち着いた雰囲気を感じさせる主寝室。ウォールナットカラーの建材で統一し、上質な空間をイメージしたベッドルームです。クローゼットのなかはターコイズブルーの壁紙で仕上げ、単調になり過ぎないようにアクセントをつけています。

都会の空を独り占めできる、もう一つのリビング

重歩行が可能でメンテナンス性に優れた金属防水「スカイプロムナード」で仕上げた屋上は、東京の空を独り占めできる特別な空間です。省スペースでも屋上にのぼることができるオリジナルの鉄骨階段をバルコニーに組み、安全にアクセスできるように設計しました。夏はBBQやプール、花火大会の鑑賞などもお楽しみいただけます。

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