【東京都文京区|15坪】猫と暮らす吹き抜けLDKのある3階建て住宅

東京都文京区/A様邸

敷地15坪の狭小変形地を手に入れた愛猫家のオーナーご家族。住宅密集エリアで、土地形状にあわせた無駄のない設計を目指し、人も猫も楽しめる暮らしを実現しました。

2024年
東京都文京区
工法/木造軸組工法
総建築費/非公開
建築面積/32.89㎡(9.94坪)
仕様/低炭素住宅・BELS☆☆☆☆☆・耐震等級3

汚れが目立ちづらい工夫を施した外観デザイン

外観は目地のない美しい仕上げが特徴の塗り壁と、レッドシダーの天然木パネルを組み合わせた、シンプルかつスタイリッシュな設計に。雨垂れによる汚れが発生しやすい窓周辺に、あえて天然木パネルを配置することで、スッキリとしたデザインに加えて汚れが目立ちづらいよう工夫しました。ブラックの落ち着いた外壁色は、周囲の街並みに溶け込みながら、しっかりと個性を主張する佇まいとなっています。

奥に抜ける広がりをデザインした玄関スペース

建坪10坪弱の住宅設計ながら、玄関は約6畳分のスペースを確保した広がりのある空間を実現しました。手洗い器を組み込んだ造作のシューズボックスや、視線が奥に抜けるアイアンの吊り階段など、限られたスペースを広く見せる工夫がふんだんに盛り込まれたスペースとなっています。収納の一部は、猫のトイレスペースも兼ねており、見た目だけでなく実用性にも配慮したデザインが特徴です。

シンプルモダンなテイストが特徴的なゲストルームも兼ねた洋室

玄関の近くに設けた洋室は、オークの無垢材を床に採用したシンプルモダンなテイストに。収納部の扉も床材と同様の色味をセレクトし、空間全体に統一感を持たせている点がポイントです。親戚や友人が泊まりに来た時にはゲストスペースとしても活躍します。

家族全員分の衣類が収まるファミリークローゼット

玄関からアクセス可能なファミリークローゼットは、家族全員分の衣類を一カ所に収納できるスペースを確保。このクローゼットを設計したことで、各部屋の収納スペースを減らすことができ、結果的に居住空間を広げることが可能に。壁の一部にマグネットボードを採用し、アクセサリやバッグ類などを掛けて収納できるアイデアもご提案させていただきました。

敷地形状にあわせた洗面脱衣室&バスルーム

変形地の影響をもっとも受ける部分には、洗面脱衣室とバスルームを設計し、限られたスペースを有効活用できるようデザイン。洗面台化粧台や、洗濯機が収まるカウンターなど、造作によってスペースにあわせることで隙間なく仕上げた点が特徴です。洗濯機はドイツのプレミアム家電ブランド「Miele(ミーレ)」を採用。丈夫な設計に加え、デザイン性にも優れたつくりで、家事を全面サポートしてくれます。

プライバシーを確保しながら明るい空間を実現したダイニング

2階ダイニングスペースは、プライバシーに配慮して大きな窓を設けず、外からの視線を遮る設計に。一方で、ハイサイドライトや吹き抜けを通じてしっかりと採光を確保しているため、オーナーご家族のご要望である「明るいダイニングスペース」を実現しています。スタディカウンターやテレビボードを兼ねた収納棚など、造作による空間の最適化も積極的にご提案させていただきました。

吹き抜けの効果は採光以外にも

ダイニングに設けた吹き抜けの効果は「採光」だけにとどまりません。子どもがボルダリングを楽しんだり、猫が上下階を行き来するためのスペースとしても活用可能なデザインになっています。

意匠性と耐久性に優れたDEKTONを採用したキッチン

超圧縮素材「DEKTON(デクトン)」を天板に採用したキッチンは、奥様が特にこだわったポイントの一つ。クォーツと同等の硬度を誇り、優れた耐摩擦性、耐衝撃性を備えているデクトンは、さらに極めて低い吸水率によって耐水および耐汚染性でも高い効果を発揮します。特別な掃除を必要としないため、毎日使うキッチンにとって、非常に相性の良い素材となります。また、キッチンに組み込む機器にもこだわり、Miele(ミーレ)のワイド型食洗機やビルトインオーブンも備えています。対面型キッチンによってダイニングが一望できるレイアウトを採用し、家族との一体感を意識した点も特徴です。

家事ラクとシンデレラフィットを叶えるパントリー

食器や調理家電、食材ストックなどを収められるパントリーは、キッチンの背面にレイアウト。調理や配膳のための動線が短くなるよう設計し、毎日の家事ラクを実現しました。収納アイテムによって高さを変えられる棚を備えているため、無駄のない収納計画を叶えます。

吹き抜けに備えたネットでくつろぎと明るさを両立

吹き抜け上部はネット張ることで、ハンモックのような使い方ができるスペースに。トップライト(天窓)から採り込んだ自然光は、ネットの隙間を通じて階下のダイニングまで落ちる設計になっています。大人も子供もくつろげる場として重宝するスペースです。

テレワークに集中できる落ち着いたインテリアのワークスペース

3階寝室の近くにテレワークに最適なワークスペースを設計。造作のカウンターや書棚を備えているため、新たな家具を買う必要がなく、空間を最大限活かせるレイアウトに。仕事に集中できるようカウンターや壁紙は落ち着いた色味でコーディネートしている点が特徴です。

間接照明で快適な眠りを約束するベッドルーム

就寝時に照明の光が目に直接入らないよう、造作のベッドボードに間接照明を備えた主寝室。ベッドボードの棚にはコンセントを充実させ、使い勝手にもこだわりました。壁紙は一面だけアクセントクロスを採用し、雰囲気を変えています。また、扉にはペットドアを備えているため、家族の一員でもある猫と常に一緒に居られるようこだわりました。

アクセントクロスで個性的なトイレスペースに

ダイニングや洋室など広い空間で採用するには躊躇ってしまうデザインクロスは、トイレなど狭い空間に採用することで効果的なアクセントに。床材やアクセサリ類とのバランスをみながら、個性的なデザインを楽しむことができます。

【ルームツアー】10坪・猫と暮らす3階建ての家

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