【江戸川区|築27年マンション】暮らしをアップデートしたリノベーション
東京都江戸川区瑞江/H様邸
2021年
建物/マンション(築27年)
市区町村/東京都江戸川区瑞江
施工価格/非公開
施工箇所/全面改装
工期/50日
専有面積/72.29㎡(21.90坪)
Before
淡い色合いのカーペット、各部屋の濃色の扉、小さな開口でつながる対面キッチンなど、新築当時はベーシックだった印象の築27年マンション。ライフスタイルや家族構成の変化に対応しきれず、随所に古さを感じ始めたことがマンションリノベーションを決めた大きなきっかけでした。そこで、現在そして未来の暮らしを見据え、間取りや使い勝手をアップデートするリノベーションプロジェクトが始まりました。
収納量、開放感、明るさを意識したエントランス
コンパクトなシューズボックスに物足りなさを感じていたエントランスは、トールボックスタイプの収納に置き換えました。収納のサイズに伴って圧迫感が増さないよう、収納と天井の間にあえて空間を設けたり、姿見を備えることで、視覚的に広く感じられる工夫をしています。玄関ドアを開けた時に入る自然光が反射して、空間全体が明るくなるように、白を基調とした床や壁をセレクトしている点もポイントです。
居心地の良さと開放感を追求した約16畳のLDK
ライトグリーンのアクセントクロスが映える約16畳のLDKは、開放感を念頭に置いた設計によって、バルコニー側から差し込む光と流れるような動線が心地よいレイアウトに。TVボードや収納カウンターなどは造作でデザインし、無駄な隙間をつくらない最適化された空間に仕上がりました。料理や食事を楽しむ場、ゆったりと寛ぐことのできる場をシームレスにつなぐことで、現在と未来の暮らしをアップデートさせるご提案です。
空間との調和を意識した造作収納を備えたダイニング
対面式キッチンとリビングをつなぐダイニングエリアは、使い心地に優れていて、かつ見た目にもスッキリとした「空間との調和」を意識した設計となっています。収納は床から少し浮かせたデザインにすることで、視覚的な圧迫感を抑え、空間を広く見せる効果を演出。あわせて、無理なく回遊できるサイズの家具をチョイスして、動線への配慮も忘れていません。
シンプルな造作TVボードをデザインしたリビングスペース
ゆったりとソファに腰掛けながら贅沢な時間を過ごせるリビングスペースで注目したいのは、なんと言ってもシンプルなデザインの造作TVボード。ダイニングのカウンター収納とのつながりを意識した設計となっており、空間全体が一つの家具で囲まれているような印象に仕上げました。目に優しい色味のアクセントクロスもまた、落ち着いた時間を演出する一助となっています。
用途に応じて開放感をコントロールできる間仕切り
既存のレイアウトでは「リビングと和室」の関係性にあった空間を「リビングと洋室」として再構築。かつては襖によって間仕切られ、見た目も使い勝手も現在の暮らし方にマッチしていなかった点を、3枚の引き込み戸にすることで用途に応じて広がりや間仕切りを自由にコントロールできるようにアップデートしました。リビングと洋室をつなぐ床にはレールが存在しないため、まるで一つの大きなリビングのような感覚として使うことができます。
明るさと家族同士のつながりを取り戻した対面式キッチン
リノベーション前はわずかな開口のみでしかダイニングとつながっていなかったキッチンエリア。もともとの対面式の良さが十分に発揮されていない閉鎖的な点が、大きな課題となっていました。そこで、開口を大きく取ることでダイニングとの一体感が生まれる開放的な対面式キッチンをデザインし、明るさだけでなく家族間のコミュニケーションにも大きく貢献。キッチン背面のカップボードも同メーカーで揃えて空間全体の統一感にも気を配りました。
WICを備えた使い勝手のよい洋室
リビングとフラットにつながる洋室は、棚板の高さを自由に変えられるウォークインクローゼットを備え、使い勝手にこだわりました。壁の一面をアクセントクロスで仕上げることで、部屋全体が単調にならないようにコーディネートしています。
機能的で見た目にも優れた洗面脱衣室
従来は狭くて使い勝手の悪かった洗面脱衣室は、スペースを拡張することで空間にゆとりが生まれ、収納や部屋干し、広い洗面台など、あらゆる機能を向上させる設計に。空間の細部まで無駄にしないよう棚や洗面台は造作でデザインし、限られたスペースでも無理のない動線も両立。洗濯機置き場、バスルームへの通過地点という、かつての用途から大きくアップデートされたこの空間はオーナーご家族のお気に入りスペースの一つ。
造作のペーパーホルダーをデザインしたトイレ空間
節水型の最新設備を導入し、生まれ変わったトイレ空間。造作のペーパーホルダーはストックを収納できたり、植栽や小物が置ける棚を設けたり、オリジナルデザインをカタチにしました。
足触りの良いカーペットに生まれ変わった洋室
2つの洋室はそれぞれ異なるデザインの壁紙をアクセントクロスに採用。床は足触りの良いカーペットへとアップデートしました。扉を開き戸から引き戸に変えることで、室内のスペースをより柔軟に利用できるようにご提案しています。